パートナーの浮気を疑う気持ちは、心を重くします。
「もしかして浮気かもしれない」と不安になり、確かめたい衝動に駆られている方も多いのではないでしょうか。
ですが、ここで大切なのは、感情だけで「浮気確定」と決めつけてしまわないことです。
本当に浮気をしているのか、そしてそれを確定するためにどのレベルの証拠が必要なのか。これを冷静に考えることが、今後の行動のカギとなります。
目的によって、集めるべき証拠のレベルは大きく変わります。
ここで、浮気の証拠は次の3段階に分けて考えるのが基本です。
【レベル1】浮気の可能性がある「状況証拠」
帰宅が遅くなった、スマートフォンを肌身離さないようになった、香水の匂いがする──といった怪しい行動や変化。
【レベル2】常識的に浮気と判断できる「直接的な証拠」
キスやハグをしている写真、愛を伝えるLINEメッセージ、ラブホテルに滞在しているGPS記録など。
【レベル3】言い逃れ不可能な「決定的な証拠」
ラブホテルの出入り写真や、密室で長時間過ごしたことが分かる証拠。裁判でも有効で、慰謝料請求や離婚に使える最強レベル。
自分が今どのレベルにいて、どのレベルを目指すべきか。
それによって、これから取るべき行動も大きく変わってきます。
この記事では、それぞれの証拠レベルの特徴と集め方、注意点を詳しく解説していきます。
最終的に後悔しないために、正しい判断ができるよう進めていきましょう。
参考記事
浮気を疑うきっかけは、些細な変化から始まることが多いです。
最近、パートナーの様子にこんな違和感を覚えたことはありませんか?
これらは「浮気の可能性がある」と考えられる状況証拠です。
つまり、証拠レベルで言えば「レベル1」にあたります。
しかし、この段階で絶対にやってはいけないのが、問い詰めることです。
「最近帰りが遅いけど、浮気してるの?」
「スマホばかり見て、怪しくない?」
こんな言葉を投げかけたくなる気持ちはよくわかります。
けれど、このタイミングで問い詰めてしまうと、もし本当に浮気をしていた場合、相手は警戒心を強めて証拠を隠すようになります。
スマホの履歴を消したり、アリバイ作りを始めたり、証拠となる行動が一気に減ってしまうのです。
レベル1の状況証拠が集まり始めたら、まずは冷静になってください。
問い詰めるのではなく、淡々と情報を蓄積していくことが大切です。
例えば、次のような記録を残しておくと、後で役立つことがあります。
地道な作業ではありますが、ここでの積み上げが、次の証拠レベルへの足がかりになります。
焦らずじっくりと進めていきましょう。
参考記事
怪しい行動が続き、確信が強まってきた頃、次に目指すのがレベル2の証拠です。
これは、常識的に見れば「浮気している」と判断できる直接的な証拠のことを指します。
例えば、以下のようなものが該当します。
これだけの証拠があれば、誰が見ても黒だと感じるはずです。
しかし、法律の世界では話が別です。
「酔ってふざけていただけ」
「ただの友達だった」
そんな言い訳が通ってしまうケースもあります。
つまり、レベル2の証拠は強力ではあるものの、裁判や慰謝料請求といった場面では認めてもらえません。
それでも、レベル2の証拠が集まることで、次のアクションが見えてくるので、無理なく実行していきましょう。
怪しい通信を見るチャンスがあれば、手早く画面を写真で保存しておきましょう。
ただし、無断でスマートフォンのロックを解除して操作する行為は、プライバシーの侵害にあたる可能性があり、形跡も残るのでやめておきましょう。
メールの転送も証拠が残るので、写真記録に限ります。
GPSを使えば、行動パターンが丸裸ですが、装着はマイカー限定です。
愛人や会社の車両や持ち物に無断で設置するのは違法です。
自分名義の車であるかどうか確認し、合法の範囲で活用しましょう。
GPS記録に高いレベルの証拠能力はありません。
どの車の記録なのか、誰が乗っていたのかを明確に紐づけられないからです。
それでも車のラブホ・愛人宅滞在を知るには十分な材料です。
それに行動パターンが事前にわかっていると、探偵に浮気調査を頼む時に安上がりになります。
おすすめのGPSレンタル
短期間の浮気調査のために高額なGPSを購入するのは馬鹿げています。
最新機種を安くレンタルできるサービスを利用しましょう。
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【GPSレンタルのイチロク】
異性と会っているかどうかくらいまでなら、自分で、または友人に頼んで尾行してもうまくいく場合があります。
発覚した場合のダメージが大きいので、決しておすすめはしませんが。
相手に気づかれてしまうと、証拠が隠されるだけでなく、関係が一気に悪化するリスクもあります。
尾行調査は素人が想像する以上に難しいものです。
自分でやる場合も長時間の尾行は絶対にやめてください。
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探偵の白黒調査
もし不安な場合は、探偵社が提供している「白黒調査」を活用するのも選択肢です。
これは、浮気相手と接触しているかどうかだけを確認する簡易的な調査で、比較的リーズナブルな料金で依頼できます。
レベル2の証拠が出てきた段階で、さらに上のレベルの証拠を入手すべきかどうか、慎重に判断していきましょう。
レベル3の証拠は、誰が見ても完全に浮気が確定する、言い逃れの余地がない決定的な証拠です。
このレベルまで証拠を集めることができれば、慰謝料請求や離婚裁判でも有効に使うことができ、相手を法的に追い詰めることができます。
具体的には、次のようなものがレベル3の証拠に該当します。
これらの証拠は、裁判で「不貞行為(性的関係)」を証明するものとして扱われ、相手がどれだけ言い訳をしても逃れることはできません。
ただし、レベル3の証拠を自力で集めるのは非常に難しく、リスクも大きくなります。
尾行や張り込み、写真や動画の撮影には高度な技術が必要で、相手にバレてしまうと関係が崩壊するだけでなく、法的なトラブルにも発展しかねません。
そのため、レベル3の証拠は、探偵に依頼して確実に取得するのが鉄則です。
特に、次のようなケースに当てはまる方は、レベル3の証拠を準備しておくべきです。
パートナーが自分の非を絶対に認めない性格
⇒ どれだけ状況証拠を突きつけても言い逃れを繰り返すタイプには、裁判で通用する決定的な証拠が不可欠です。
愛人と確実に別れさせたい
⇒ 高額な慰謝料を請求し、関係を清算させる強力な手段になります。
参考記事
絶対に離婚したくない
⇒ 裁判で相手の有責を証明するために、不貞行為の証拠が求められます。
参考記事
相手が拒否しても離婚したい
⇒ 法的に優位に立って離婚を成立させるための武器になります。
参考記事
探偵への依頼は決して安くはありませんが、無駄にお金をかけないためには、レベル1の状況証拠が十分に揃ってから依頼するのが理想的です。
日々の行動記録や怪しい行動のパターンを整理して、探偵に的確な調査プランを提案してもらうことが成功のカギとなります。
「本当にレベル3の証拠が必要なのか?」
「今、自分はどこまで準備ができているのか?」
これを冷静に考えて、慎重に判断していきましょう。
ここまで、浮気の証拠を3つのレベルに分けて解説してきました。
では、実際に今のあなたがどの段階にいるのかを確認し、それぞれの状況に合わせた最適な行動を考えていきましょう。
疑わしい行動が増えてきて不安はあるものの、まだ決定的な証拠がない。
そんな場合は、問い詰めたい気持ちをぐっとこらえて、まずは情報収集に集中してください。
この時点で無理に行動を起こすのは逆効果です。
パートナーに警戒心を持たせないように自然に振る舞いながら、証拠を積み上げていきましょう。
キス写真やラブホテル滞在の履歴など、常識的に見てアウトな証拠が集まりつつある段階です。
ただし、この証拠だけでは法的に弱い可能性もあります。
この段階で考えるべき行動は、次の2つです。
現状揃った証拠でパートナーと話し合いをするのか
探偵に相談してレベル3の証拠を入手してからにするのか
相手の性格的に言い逃れをする可能性が高いと感じる場合やこじれて家裁に行くこともあり得る場合。
そういう時は迷わず探偵に相談しましょう。相談は無料です。
決して自分でレベル3の証拠を取りに行こうなどと思わないでください。
費用が心配なら、「白黒調査」と呼ばれる簡易的な調査を活用するのも一つの方法です。
これは、異性と接触しているかどうかを低コストで確認できるサービスで、次の判断材料として非常に役立ちます。
裁判や慰謝料請求、離婚などを視野に入れている方、または相手が強情で認めないタイプの場合は、レベル3の証拠が必要になります。
この段階では、探偵選びが重要です。
探偵に依頼する際は、これまでに集めた状況証拠をすべて渡し、効率的な調査ができるよう協力しましょう。
調査の結果、決定的な証拠が揃った時点で、次はどう戦うのかを冷静に計画していく必要があります。
浮気を疑い始めたとき、多くの人はすぐに問い詰めたくなります。
ですが、問い詰めて真実を話してくれるケースはごくわずかです。
むしろ、問い詰めによって相手は警戒心を強め、証拠を隠し、真相が闇に消えてしまうことが多いのです。
だからこそ、感情で動くのではなく、冷静に証拠を積み上げていくことが大切です。
「本当に浮気しているのか?」
「確定させるためにどこまで証拠が必要なのか?」
「自分は最終的にどうしたいのか?」
これらを整理して、適切な証拠レベルを目指して動いてください。
最終的に勝つのは、焦らず慎重に準備を進め、確実に証拠を固めた人です。
自分の未来を守るために、後悔のない判断をしていきましょう。