娘が彼氏に事業資金を貸している。大丈夫か?|確認方法と対策。結婚詐欺の疑いも視野に

娘が彼氏に事業資金を貸している。大丈夫か?|確認方法と対策。結婚詐欺の疑いも視野に

事業家を装い、結婚を匂わせることで会社は一心同体と信じさせ、架空の事業に貯金をつぎ込ませる詐欺が大流行です。まずは事業に実態があるのかチェックすべきです。



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この記事の概要

想定する読者:20〜30代の娘を持つ親。「娘が彼氏の事業資金を数十万〜数百万円単位で貸している」と聞いて不安な人。


課題:「だまされていないか?」「親として止めるべきか?」が分からない。


記事内容:

  • 事業家を装った結婚詐欺の手口紹介
  • 事業の実態の簡単な把握方法
  • 探偵の素行調査の効能
  • 親がすべきは冷静な情報提供
  • 詐欺ではなさそうな場合

「娘が彼氏に事業資金を貸している」—— これは結婚詐欺の典型パターン

最近増えている結婚詐欺の多くは、
「起業」「投資」「新規ビジネス」 を口実にお金を引き出す手口です。


  • 「新しい事業が立ち上がる」
  • 「今は資金繰りが苦しいが、すぐ回収できる」
  • 「大きなプロジェクトが動いていて…」


こうした“将来性を感じさせる話”は、恋愛中の女性を安心させ、応援したくなる心理を利用した典型的な詐欺の構図です。


特に最近の詐欺師には、次の特徴があります。


  • 名刺を渡さない(むしろ虚偽の名刺より危険)
  • 「いくつも事業をやっている」など曖昧な説明
  • 固定電話がない(携帯のみ)
  • 法人名はあっても登記がない
  • 生活レベルと語る成功が一致しない


親が違和感を覚えるとき、その直感は当たっていることが多いものです。

まずは“事業の実態”を確認する —— 詐欺かどうか最速で判断するステップ

詐欺を見抜くうえで、会社・事業の実態確認が最重要です。
難しいことはありません。親でもできます。


●法人番号の確認
法人名を聞いて、国の法人番号検索で調べる。単に「法人名 法人番号」を検索してもOK。
→ 出てこない場合はかなり危険。


●所在地の確認
Googleマップで実在するオフィスかどうかを調べる。
→ レンタルオフィス・転送サービス専用住所は要注意。


●固定電話の有無
“社長”を名乗るのに固定電話がないのは不自然。


●公式ホームページの透明性
今時ホームページがないのはかなり不自然。

  • 運営会社の所在地
  • 代表者名
  • 事業内容
  • 実績


これらが曖昧な場合は警戒。


●事業説明に一貫性があるか
成功話や夢の話ばかりで、数字・仕組み・取引先が曖昧な場合は危険。


●個人事業主の場合の最低限チェック


  • 屋号が実在するか
  • 事務所が存在するか
  • SNSで活動実績があるか


●【物販の場合】商品を見せてもらう
これは極めて有効な方法です。
「仕入れている商品」
「在庫」
「売れている証拠」


これらを見せられない事業者は、ほぼビジネスが存在していません。


→ 商品の実物を見せてもらえない物販は、詐欺の可能性が極めて高い。


●これらの確認で「実態が見えない」なら詐欺濃厚


ここで曖昧なら、もうこの時点で十分に危険シグナルです。

判断に迷うときに最も有効なのが、プロによる「素行調査」

「娘は彼氏のことを信じているから、親が言っても聞かない」
こういうケースは非常に多いです。


そこで役に立つのが、探偵の素行調査です。


●素行調査が特に有効な理由
人は「見られていない時間」に本性が出ます。


  • 女性と同棲
  • 別の女性にも同じ話(結婚→事業→金銭)
  • 高級車アピール→実際は軽自動車
  • そもそも働いていない
  • ギャンブル・風俗・借金が日常
  • 親に話している内容と行動が一致しない


事業が本物なら、普段の行動にも一貫性があります。
偽物なら、調査で“矛盾だらけの生活”が必ず出てきます。


●調査報告書は娘を説得する最強ツール


娘自身も心のどこかで不安に気づいています。
しかし、


  • 信じたい
  • プライドが邪魔
  • 今さら引けない
  • 証拠がない
  • この先どうすればいいかわからない


こうした心理から、動けなくなっています。


そのとき、探偵の報告書には強力な力があります。


  • 嘘の生活
  • 他の女性
  • 事業の実態が無いこと


“目で見る事実”は、娘の心に最も深く届く材料です。


親が感情的に責めるより、はるかに効果があります。