浮気調査の相見積もりの取り方

複数の業者から同条件で見積もりを取ることを「相見積もり(あいみつもり)」と言います。

 

最近は、浮気調査も相見積もりを取る人が明らかに増えてきました。

 

その効能ややり方をご紹介します。

 

 

浮気調査の相場はピンキリ

1回の調査の相場は、10万円~100万円くらいと非常に大きな幅があります。

 

ボリュームゾーンは30~60万円くらいでしょうか。

 

一見デタラメにさえ見えるこの幅の広さは、いったい何なのでしょうか?

 

業者ごとの価格方針の違いもありますが、まずは調査の中身を理解する必要があります。

 

中身が違う物を値段だけで比べても無意味です。

 

価格は調査の品質や体制も関係

「浮気調査の中身の違い」を、2つ例を挙げて具体的に説明します。

 

調査品質の違い

まず調査にも「品質」というものがあり、品質の異なる物を値段だけで比較できません。

 

ベンツが軽自動車より高いのは当たり前です。

 

写真における品質差の例

例えば写真の質には次のような大きな違いがあります。

  • A 高品質: 正面写真など、顔が鮮明に撮れた写真が豊富。
  • B 低品質: 後ろ姿の写真ばかりで人物がはっきり識別できる写真が乏しい。

 

格安探偵を使うとたいていBのような結果になります。

 

コスト節減のため、一人で尾行するので、正面に回り込むのはほぼ無理なのです。

 

普通、プロの尾行は2人以上のチームで行います。

 

 

チームで尾行すれば片方が先回りして正面写真を撮るのは簡単です。

 

したがってAのような写真がほしいなら、チーム尾行は必須で、格安探偵はNGです。

 

相見積もりの品質前提を明確に

別にAがよくてBがダメだと言っているわけではありません。

 

例えば、パートナーが浮気をしているかだけわかれば十分で、あとは自分で解決できるという人。

 

その場合はBでも十分で、より高額なA品質の調査は過剰かもしれません。

 

しかし、慰謝料請求をしたいなら、第三者が人物を識別できないような写真は使い物になりません。

 

また、財産が巨額とか、パートナーが執拗な性格の場合、離婚は裁判にもつれ込む危険があります。

 

法廷で通用するしっかりした証拠を用意すべきです。

 

以上の2つのような場合は、ぜひAの品質の写真が必要です。

 

その場合、Aの品質の証拠を取るという前提条件で相見積もりを取るべきなのです。

 

 

調査体制の違い

プロの尾行は2人以上のチームで行うのが標準です。

 

しかし、コストダウン優先で単独尾行を請け負う会社もあります。

 

逆に万全の体制を標準とする会社もあり、差は大きいです。

 

格安探偵と一流社の体制比較

格安探偵は単独で臨み、初めての現場で出たとこ勝負の尾行をする。

 

一方、大手有名社のさくら幸子探偵事務所の場合は、絶対失敗しないよう万全の体制で臨むそうです。

 

特に初回は十分な探偵と車の数を用意し、現場の下見もするとのこと。

 

何が起きるかわからないからです。

 

詳しい話を聞けているので、興味があれば下記の記事を読んでください。

 

 

このような調査体制の差を無視して、価格だけで比べるのはナンセンスです。

 

車なしで臨んだ調査の事例

これは実際にあった話です。

 

ある浮気調査で、対象は徒歩移動(公共交通機関の利用を含む)が予想されました。

 

本来は徒歩尾行メインと予想されても車を1台は用意すべきです。

 

しかし、このケースではコストダウンを優先して、車は用意しませんでした。

 

ところが愛人が車で迎えにきて、そこで調査は打ち切りになりました。

 

依頼者は不満を訴えましたが、探偵社は返金に応じなかったそうです。

 

愛人が車で迎えに来たり、タクシーを使われただけでゲームオーバーになる。

 

それを承知で低価格を優先したのなら、その選択もアリです。

 

良心的な探偵社なら、事前にそのリスクを説明した上で選ばせてくれるでしょう。

 

しかし、このケースでは依頼者がリスクを理解していなかったようです。

 

調査体制も詰めながら価格検討

失敗を回避するために体制強化でコストが上がるのをどこまで許容できるか?

 

そういうことも詰めながら価格を見ていく必要があります。

 

ささいな不測の事態で破綻する体制と万全の体制を単純に価格比較できません。

 

高品質や不測の事態に対応できる体制を求めると、必然的に価格は上がります。

 

上記の話を参考に、自分はどの程度の調査を求めているのか考えてみてください。

 

逆は必ずしも真ならず

一方で、高額だから万全の体制で高品質な証拠を取ってくれるとは限りません。

 

単にぼったくられてがっかりすることもあります。

 

契約する前に、調査の中身をしっかり話し合うことでそれは防げます。

 

 

浮気調査のイメージ

 

多様な料金システム―常に総額を意識する

浮気調査の相見積もりは、単純に見積書の金額を比較することではない。

 

それがだいぶわかってこられたかと思います。

 

しかし、ここでもう一つ事を複雑にしている要素をご紹介せねばなりません。

 

それは探偵社の料金システムが会社によって違い、比較しにくいということです。

 

代表的な料金システム
パック料金 探偵社側が定めたひとかたまりの時間が1単位。人件費、機材費込み。
時間制 探偵1人1時間当たりで課金。
成功報酬 成功した時だけ料金が発生。基本料金との2階建てが多いが、完全成功報酬制も存在する。

 

パック料金の見積もりと時間制の見積もりを比較するのは難しいです。

 

また、パック料金は交通費などの経費見込み額コミが多いですが、後日実費精算のシステムも考えられます。

 

同じ時間制と言っても、車両や機材の使用費もコミなのか別なのか。

 

調査報告書制作費は別費目で徴収するところもあります。

 

総額で把握する

細部ばかり見ると、どれが安くて高いのかわからなくなります。

 

総額で比較するようにしましょう。

 

支払える金額に抑えるという意味でも、総額の把握は大切です。

 

時間単価が安いと訴求されても、ほかにかかる費用はないか確認しましょう。

 

経費は調査完了後に実費精算する場合も、経費に何が含まれているのか確認しましょう。

 

交通費やガソリン代かと思っていたら、ほかにもいろいろな費目が入っていることもあります。

 

成功報酬は事前によく話し合って

成功報酬というと調査が成功した時だけ支払が発生して、失敗したらタダなので得な気がします。

 

しかし、そんなに甘くはないのが現実です。

 

成功報酬は結構もめ事の種になったりします。

 

成功報酬をめぐるトラブルの例

例えば、依頼者は裁判で不貞行為の証拠になる写真を撮れてこそ成功と考えている。

 

具体的にはラブホテル出入りのシーンなどで、顔がしっかり写った写真です。

 

しかし、探偵社は異性と会っている写真が撮れただけで、成功として請求してくる。

 

あるいは、対象がホテルに行かなかった場合はどうなるのか?

 

依頼者は証拠が取れなかったのだから、失敗で料金は発生しないと思っている。

 

しかし、探偵は「ホテルに行く、行かないは当人たちの問題」と言って請求してくる。

 

落ち度なく最後まで尾行できたのなら、請求権があるという考え方は一理あります。

 

「『成功』の定義」を明確に

上記のような問題は、結局「『成功』の定義」があいまいなことに起因しています。

 

つまり「どこまでできた時に『成功』とみなすのか?」という問題です。

 

人探しは比較的成功報酬に馴染むのですが、浮気調査の場合はそれが複雑になりやすい。

 

成功報酬を採用する時は、事前に「『成功』の定義」について十分合意してください。

 

 

浮気調査のイメージ

 

極端に安い探偵は避けた方が良い

さて、一般的な相場よりさらに下を行く格安探偵も探せばいくらでも見つかります。

 

しかし、そんな値段で専門的なスキルを持った人間を動かせると考えない方がよいです。

 

「人の後をつけるぐらい誰でもできる」などと考える人もいるようですが、大きな間違いです。

 

確かに5分や10分ならできるかもしれません。

 

しかし、ラブホ入りするまで何時間も尾行し、鮮明な写真を撮ってくるのは、大変なスキルです。

 

安すぎる探偵を使えば、必ず「安物買いの銭失い」に終るでしょう。

 

低スキルな探偵を使う弊害
  • 途中で見失ってしまう
  • 使い物にならない証拠を取ってくる
  • 張り込み中に不審者として通報されて終了
  • 調査がバレて夫婦不和が勃発
  • 家宅侵入などをされて警察沙汰になる

 

探偵業界の実態

安くてもとにかく仕事がほしい探偵はうじゃうじゃいます。

 

ここで参考までに業界の実情をさらっと紹介しておきましょう。

 

探偵業の届出は令和3年末で6,400社ほどあり、大半が個人・零細業者です。

 

参考サイト: 探偵業界の概要(中小機構)

 

その数は10年で1,000社くらい増えています。

 

設備投資も仕入も不要で開業費が小さく、届出だけで開業できて始めやすい。

 

そのため、平均して毎年600社くらい新規参入があります。

 

しかし、廃業も毎年500社くらいあります。

 

開業してみたものの仕事を取るのは難しく、家賃さえ払えなくてやめていく業者がたくさんいるのです。

 

いくら安くても、こんな世界の負け組を雇っていい結果は得られないと思います。

 

 

浮気調査のイメージ

 

無届の違法探偵には近寄るべからず

ここまでは一流探偵社から格安探偵まで含めて、届出済の合法業者の話でした。

 

しかし、世の中には無届で探偵業法違反の違法探偵も存在します。

 

これはいくら安くて良さそうに見えても関わってはいけません。

 

調査失敗とかで済まず、過大請求、個人情報売却、恐喝などの悪質被害に遭う危険すらあります。

 

そもそも2007年施行の探偵業法は、そういう被害を防ぐためにできた法律です。

 

 

簡単な「届出」をしない理由は?

驚かれる方も多いですが、探偵の開業には免許も資格も不要です。

 

参考サイト: 探偵業の届出要領(警視庁サイト)

 

必要書類を揃えて、3,600円の手数料を払い、「届出」をすれば、翌日から開業OKです。

 

一方、無届で営業すると6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。(探偵業法 第十八条の一)

 

罰則が重いのに簡単な届出をしないとしたら、理由は何なのか?

 

下記のようなことしか考えられません。

  • 欠格事由(ヤクザはNGなど)に引っ掛かるため
  • 履歴書・住民票を公安委員会(警察署経由)に提出したくない
  • 法律を守ろうという意識が低い

こんな属性を持った人間と関わるのが危険極まりないことは明白です。

 

参考サイト: 探偵業の欠格事由(警視庁サイト)

 

届出証を確認する

届出をすると届出証が交付され、それを来客が見やすい場所に掲示することが義務付けられています。

 

総合探偵社クロル埼玉拠点の届出証

【総合探偵社クロル埼玉拠点の届出証】

 

また、ホームページにも届出番号が掲載されているはずです。

 

必ず届出の有無を確認し、無届と判明したら即座に離れましょう。

 

ランキングサイトによく出ているような大手や有名社で無届の会社はありません。

 

しかし、安さを求めて自分で探すうちに無名の無届業者に当たってしまうことはありえます。

 

注意してください。

 

 

相見積もりは価格以外も多くを学べる

以上、なかなか複雑で大変なことをいいました。

 

しかし何も知らずに行くのと、ここに書いたことを理解した上で臨むとでは全然違うと思います。

 

具体的なやり方

ネットで調べてよさそうな探偵社を数社選びます。

 

電話でアポを取りますが、その際の感触でふるいにかけて選び直してもいいです。

 

その場の雰囲気に飲まれて即決はしないと心に決めて訪問します。

 

相談員と話して中身を詰めて、見積書をもらいます。

 

価格・調査計画・接触した感触などを突き合わせて、最終的な依頼先を決めます。

 

実際に接触することで得る学び

勇気をもって相手のオフィスに足を運んでみてください。

 

価格以外にもいろいろな学びがあるはずです。

 

まず会社としてきちんとしているか?
  • オフィスが本当に実在すること
  • オフィスの立地や入居ビルの様子
  • 届出証は掲示されているか?
  • オフィスの清潔・清掃・整理整頓
  • スタッフの身だしなみや応接態度

ホームページだけでオフィスがない探偵社もあります。

 

カラオケボックスなどでお金を受領した後に連絡が取れなくなる被害が発生しています。

 

オフィスが乱雑でマナーもなっていない会社は、仕事もそんな風です。

 

相談員の姿勢

ロクに話も聞かないうちから状況を決めつけ、契約を急かす人もいます。

 

親身に話を聞いて依頼者に寄り添う人もいます。

 

経験不足で依頼者といっしょに迷ってしまう人もいます。

 

探偵社側からの提案

例えば、先にマイカーにGPSをつける予備調査をしないかといった提案がある場合もあります。

 

行動パターンがつかめると体制も最適化できるし、勝負日も予測しやすいからです。

 

いろいろな提案を受けて、検討してみたらいいと思います。

 

他社の評判

自分の相見積もり先はもちろん、ほかも含めて「あの会社はどうですか?」と聞いてみましょう。

 

この業界では他社の悪口が多いです。

 

悪口を聞くのが嫌いな人もいますが、検索では出てこない参考情報が得られます。

 

1社の言い分を鵜呑みにせず、いろいろなところで話を聞いて回るといいと思います。

 

慣れて冷静に判断できるように

「探偵は怪しい、怖い」と思う人は多く、最初の訪問では緊張すると思います。

 

しかし、何社か回れば慣れるし、いろいろな情報が入るはずです。

 

冷静に客観的に判断できるようになった時、いい業者選びができると思います。

 

休憩のイメージ

 

最終的に何を基準に選ぶべきか?

さて、このようにして相見積もりを実施し、数社と面談して見積書も揃ったとします。

 

その中で一番安い業者を選べばいいのかというと、それは違います。

 

一番大切なのは信頼感です。

 

自分が求める品質や調査体制で、予算の範囲。

 

その中で一番信頼できそうな探偵社を選ぶ。

 

良い探偵社を紹介します

このサイトでは大手有名社を中心に、探偵社を実際に取材して写真やインタビューを公開しています。

 

高額だが完全な体制を取る探偵社も、リーズナブルで良質なサービスを掲げる探偵社も含まれています。

 

生の姿がわかるので、参考になると思いますよ。

 

ぜひ下記のリンク先を読んでみてください。