夫に浮気調査をかけると、相手が女性ではなく、男性だったというケースは時々あります。
そういう場合、証拠、慰謝料、離婚裁判に違いは出てくるのか?
さらに、これまでの夫婦生活をどう捉え直せばいいのかなども気になります。
他のサイトが扱っていない問題も含めて、まとめています。
そこから信じられない人もいると思うので、まず実例から始めましょう。
当サイトが懇意にさせていただいている、大手有名社MJリサーチの若梅探偵の調査体験です。
その調査対象は複数のフィットネスジムに通っていました。
若梅さんたちは「なぜ、そんなにも多くのジムに?」と怪訝には思いました。
しかし、「ジムによって違う多種の運動器具を使いたいマニアなんだろう」と一応納得していたそうです。
しかし、あるジムから男性と出てきた対象は、そこからラブホテルに向かいました。
探偵チームは驚愕したそうです。
複数のジムに通っていたのは、出会いのチャンスを広げるためだったのです。
この話は、下記の動画の3エピソードのひとつとして語られています。
【MJリサーチ公式YouTube】
同様の話は別の探偵からも聞いたことがあります。
かなり以前の取材ですが、有名大手の原一探偵事務所の鬼教官Mさんに聞いた話です。
ある中高年男性を追尾したところ、夜の公園のベンチに腰を下ろしました。
すると別の男性が現れて、隣に座りました。
対象は突然、ベンチの上で隣りの男性にフェラチオを始めました。
射精を終えると、二人は立ち上がり、別々の方向にその場を去りました。
****************************
昨今、LGBTQの権利が声高に叫ばれており、世の中にはかなりの同性愛者がいることがわかります。
であれば、浮気の相手が同性というケースが時々あるのは、不思議なことではありません。
では、浮気調査をかけて相手が同性だった場合、異性の場合と何か違いが発生するのでしょうか?
実はこれが、やっかいな問題があるのです。
それを説明するために、先に探偵の浮気調査の概要を説明します。
対象を尾行し、ビデオやカメラで映像記録していきます。
まず、自宅前や会社前などで尾行を開始し、対象が愛人と合流します。
デートの一部始終を収めた後、一番大事な場面が待っています。
ラブホテル出入りの写真を人物が誰かよくわかる鮮明な写真に撮ります。
場所は愛人宅の場合もあります。
これが調査の一番大事な部分で、ここで失敗すると前段がうまくいっていてもオジャンです。
男女が密室で二人きりで一定時間を過ごした証拠写真ーー
それがあると、二人は肉体関係を持ったと推定できる。
そういう考え方が昭和の昔から、法律家の間で認められてきました。
ラブホや愛人宅出入りの写真が、ながらく不貞行為の証拠として採用されてきたのです。
不貞行為とは民法にも出てくる古い言葉で、肉体関係を伴う浮気を指します。
慰謝料請求でも離婚裁判でも、証拠はこの種の写真が中心です。
しかし、「密室で二人きりで一定時間を過ごした証拠写真」があれば、男性同士でも肉体関係を推定できるか?
常識に照らして、無理があるのは明白です。
確かに昼間にラブホテルに行った場合は、セックスしたと考えられます。
しかし、個人宅ならそんな推定は全く無理です。
男友達を泊めて二人きりで夜を過ごすなどということは、同性愛者でなくても普通にやることです。
またラブホテルであっても、「終電を逃して節約のために利用した」等の言い訳も可能です。
実際、そういう話を若い人から聞きます。
ということは、「密室で二人きりで一定時間を過ごした証拠写真」だけでは不十分ということです。
手つなぎ、抱き合い、キスなど、二人の関係を示す写真をできるだけ押さえておく必要があります。
場所がラブホテルであっても、言い訳を封じるために、複数回の証拠を取っておくべきです。
さらに、 「不貞行為の証拠」を使う法的措置は、同性愛の場合にどうなるのかという問題も発生します。
通常の浮気については、配偶者か愛人、もしくは両方に対して慰謝料を請求できます。
愛人が既婚者と知って関係を持った場合は不法行為が成立するのです。
この問題が、相手が同性だった場合にどうなるのか?
既婚者と知りつつの同性愛性交は不法行為に当たるのか?
昔ならこれは無理です。
しかし、令和3年2月には東京地裁で、同性間の性的関係について不貞行為にあたるとして損害賠償を認める判決がでています。
参考: 同性愛不倫の法律問題(弁護士サイト)
これはひとつの判例にすぎないので、他の裁判でもいつも同じ判断になるとは限りません。
しかし、大きな影響を与えるのは間違いありません。
LGBTQの権利が叫ばれ、日本でも同性婚が認められつつある。
その流れの中では、同性愛の不倫も異性愛のそれと同等に扱われるべきはずです。
では、離婚裁判はどうなるのか?
この問題を理解してもらうため、前提知識を先に説明します。
まず夫婦の話し合いで離婚に合意できたら、協議離婚が成立します。
協議離婚の段階では、離婚理由は自由です。
日本の離婚の9割が協議離婚です。
協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に行きます。
日本ではまず調停、すなわち裁判所を介した話し合いから始めるルールです。
調停もまとまらない場合、裁判に進みます。
この場合、離婚の理由は民法に定められた5つ以外は認められません。
「なんとなく合わないので」「別々の道を行きたい」といった理由で離婚判決を求めることはできないのです。
⑤の指す範囲はあいまいで、何が認められるかはケースバイケースです。
今、問題なのはこれです。
まだ判例はないようですが、先の令和2年東京地裁の判例を踏まえると、認められる可能性も高いです。
以前の例では、不貞行為ではなく、5番目の「婚姻を継続しがたい重大な事由」で同性愛不倫を原因とする離婚判決が出たことがあります。
さて、ここで同性愛には多くの種類があるという話をします。
そんなマニアックな話題に興味はないという読者もいるでしょう。
しかし、旦那さんが奥さんとの関係をどう捉えていたかに関わる問題です。
ちょっと聞いてください。
自分の性をどう捉えているかです。
「オネェ」は自分の内面は女性だと感じている人だと言えます。
しかし、内面は男で、男として男が好きな「男子ゲイ」もいるのです。
ほかには「状況によってどちらにもなれる」とか「男女どちらでもない」というような人もいます。
一口に同性愛と言っても、恋愛対象は同性のみの人と、両性ともアリな人(バイセクシュアル)がいます。
性自認が女性でも、女性が恋愛対象になる男性もいます。
一種のレズビアン的な感覚と言えます。(話がややこしいですが)
ここで依頼者の奥さんに重要なのは、「自分は恋愛対象だったのか?」という問題です。
旦那さんが同性愛者だったというのはショックだと思います。
しかし、さらに踏み込むと、真実はどっちだったのか?
もし、②だったらショックはさらに大きいでしょう。
しかし、世の中にはそういう男性同性愛者もいます。
「人にどう思われるか」や「親の期待」を優先して生き方を選ぶ人です。
結婚して、子どもをつくり、幸せな家庭で、よき夫だと思われていたい。
そのために今までそんなふうに演じてきた可能性もあります。
依頼者は非常につらい話合いをしなければならないかもしれません。
以上の説明のように、浮気相手が同性だった場合、調査は普通の場合より難しくなります。
その心配があるなら、経験と応用力に富んだしっかりした探偵を選ぶべきです。
おすすめとして、冒頭に上げたMJリサーチを紹介しておきます。
【MJリサーチ 若梅探偵】
同性愛不倫の事実認定は難しいので、二人の関係を示す証拠をよりしっかり撮っておく必要があります。
また、依頼者は相手が女性だった場合より、大きなショックを受けます。
そのフォローも経験を踏まえてしっかりいたします。
大手探偵社MJリサーチの創業役員。YouTuberとしても有名な探偵。
普段は温厚で気づかいのある人物だが、調査では厳しい。
若梅探偵ら大手探偵社で長い経験を持つ探偵たちが創設した探偵社。
凄腕でリーズナブル、オープン・クリア・親切な姿勢。
下記のページでクーポンを使うと、基本料金が無料に。
最後に同性愛の疑いのある夫を持つ奥さんに参考になりそうな情報をまとめました。
りゅうちぇるさんは、以前は「自分はかわいいものと女性的な格好が好きなだけで、恋愛対象は女性」と語っておられました。
やがて、ぺこさんと結婚して一子をもうけます。
しかし、その後、離婚して明確に女性の格好を始めます。
離婚協議の際には「できれば墓場まで持って行ってほしかった話(ぺこさん談)」も出たそうです。
それがどんな内容だったかは明かされていません。
しかし、別の機会に「ぺこは初めて好きになった女性」といった発言も明らかになっています。
おそらくは「自分の性自認は女性で、本当の恋愛対象は男性。これからは女性として男性と恋して生きたい」という話ではなかったか、と。
勝手な憶測なので、不愉快に思う方がいらしたら、お許しください。
その後、りゅうちぇるさんは突然自殺してこの世を去られました。
いかにも「オネェ」とか、レザー好みの「ハードゲイ」風の人はわかりやすいです。
しかし、みるからに男性的な人でも同性愛の人はいます。
昔から「人は見かけによらぬもの」などと言いますが、本当に外見では判断できないのです。
海外ドラマ「プリズン・ブレイク」を主演したコワモテ俳優ですがカミングアウトしています。
郷ひろみの「アーチッチアチ」で有名な「GOLDFINGER 99」の原曲「Living La Vida Loca」の歌手。
プエルトリコ出身でラテンのイケイケ男子の典型のようなセクシーなイケメン。
多くの女性ファンを熱狂させましたが、ゲイをカミングアウトしています。
知性派芸人で言動に同性愛の印象はないですが、かねてからバイセクシュアルを公言しています。
ネットなど手段が増え、世間も寛容になって、昔より出会いは簡単になっているようです。
9monsters(ナイモン)、AMBIRD(アンバード)など、ゲイ専門のサービスがあります。
男女の出会いで人気のTinder(ティンダー)は、同性も探せます。
RESALLY(リザライ)は東京と大阪に実店舗を持ち、ネットでもサービス展開しています。
ほかにブリッジラウンジ、日本LGBTサポート協会などがあります。
手軽なマッチングアプリと違い、相談員が真剣な出会いをサポートしています。
よって、既婚者の利用はおそらく少ないと思います。
LGBTカップリングパーティー、LGBTパートナーズなどのほか、ローカルなゲイバーが主催するイベントもあります。
参考:男性同性愛の出会い
さまざまなコンセプトのゲイスポットが各地に点在します。
日本で一番集積しているのが、新宿二丁目です。
大阪の堂山町にもそういう場所があります。
たとえばfacebookにはゲイのグループが複数あります。
昔から男性同性愛者の出会いの場です。
テレビCMを流すような大手でも出没するようで、仮眠室には「ホモ行為をした人は退場」の張り紙がよく見られます。
そういう出会いに特化したサウナもあるようです。
今サウナブームが来ていますが、旦那さんがサウナに通う理由はこれなのかもしれません。
冒頭の事例で紹介したように、マッチョボディが好きな人にはいい場所です。
「オネェ」「ニューハーフ」などは性自認が女性の人たちです。
睾丸除去や女性ホルモン注射をしている場合が多いです。
性転換手術をして男性器を除去し、人口膣の形成をする人もいます。
妖怪っぽい(失礼)ドラッグクイーンもいれば、本物の女性以上にきれいな人もいます。
体はいじらずにメイクとファッションで女の子になりきる「女装子(じょそこ)」や「男の娘(おとこのこ)」もいます。
女装が好きなだけで、ものすごくきれいなのに、恋愛対象は女性の人もいて、ややこしいです。
普段は男性として生活しながら、時折女装して恋を探しに出かける人もいます。
レザースーツ&サングラスがトレードマークの「ハードゲイ」というのもあります。
ヘヴィメタルバンド「ジューダスプリースト」のボーカル、ロブ・ハルフォードが典型。
英国ロックグループ「クイーン」のボーカル、フレディー・マーキュリーもそんな恰好をすることがありました。
レイザーラモンHGは芸でやっているだけで、同性愛者ではありません。
ボディビルダーのようなマッチョボディが好きな人もいます。
年齢的にも、ジャニー喜多川のような美少年好みもいれば、「フケ専」と呼ばれる中高年・老人好みもいます。
とにかく、一口に同性愛者といっても多種多様なのです。
旦那さんが同性愛者としても、本人も相手もどのタイプかはわからず、予断は禁物です。
ゲイ雑誌やDVDを隠し持っているのを発見するケースがあります。
ただ、今は有形のものを保管しているケースは少ないのではないかと思います。
検索履歴や保存している画像・動画を確認できればわかるはずです。
それを見るにはパソコンやスマホの中身を調べていく必要がありますが、危険です。
相手に察知されやすく、プライバシー侵害です。
開いた画面に証拠が出ている場合があります。
リターゲティング広告と呼ばれるもので、検索内容に応じた広告が表示されます。
ゲイ関係の検索をした後は、ゲイ出会い系などの広告が出ます。
テレビで同性愛の話題が出た時に普段と違う反応を感じる。
テレビでジャニーズタレント、ジェンダーレスモデル(井手上 漠など)あるいはボディビル選手など、特定タイプの男性が出た時の反応がいつもと違う
時々、オネェ的な物言いをする。
街中できれいな女性ではなく、男性を目で追う、など。