写真やインタビュー満載!
取材に基づき探偵社の実態を紹介しています。
探偵業界は膨大な数の個人・零細業者が参入と廃業を繰り返している乱戦業界。
従来からの大手有名社は数えるほどです。
訪問取材したことのある4社を紹介します。
【原一探偵事務所 本社ビル】
創業48年、全国13拠点展開の老舗大手です。
一般社会にわずかでも知名度のある唯一の探偵社でしょう。
調査職人集団ですが、依頼者にはスーツで応対し、接した感触は一般企業と変わりません。
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(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)
「わが社は調査力トップクラス」・・・そんなこと、どの探偵社も言ってることですが、披露できる根拠は特にない場合が多い。
しかし、原一探偵事務所の場合、メディアを同行させて尾行技術を公開しています。
こんなことをしている探偵社はほかにない。
当サイト管理人もこれまで2回参加し、感銘を受けました。(詳細は下記レポを)
【徒歩尾行のノウハウ(原一制作協力)】
機材・装備も充実しています。(詳細は下記)
北日本 | 札幌拠点(北海道札幌市)、仙台拠点(宮城県仙台市) |
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関東 | 川越本社(埼玉県川越市)、大宮拠点(埼玉県さいたま市)、神田拠点(東京都)、新宿拠点(東京都)、水戸拠点(茨城県水戸市)、横浜拠点(神奈川県横浜市) | 中部 | 愛知拠点(愛知県名古屋市) |
関西 | 大阪拠点(大阪市)、岡山拠点(岡山市)、広島拠点(広島市)、福岡拠点(福岡市) |
浮気調査だけでなく、家出人捜索、結婚前調査をはじめ、幅広い調査が依頼可能です。
各調査の専用ページでご確認ください。
●事前に総額を決め、納得契約
●経費は全部コミ、事後請求なし
●途中で何が起きても最初の料金で最後までやり遂げてくれる
当サイトの読者にお得なクーポンを出してくれています。
下記の電話番号がクーポン識別番号を兼ねており、「クーポンを見た」というと基本料金が半額になります。
他の電話番号ではクーポンは効かないのでご注意ください。
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【相談員の姉崎一美氏】
創業34年、北海道発ながら現在26拠点に及ぶ全国展開を遂げた大手有名社です。
拠点数だけでいえば、日本最大でしょう。
特に札幌を中心とした北日本で圧倒的な存在感を放っています。
コロナ期間中も順調に拠点を増やした点は特筆に値します。
浮気調査はもちろん、人探しも家出人だけでなく、幅広く請負います。
内偵調査が得意で、結婚調査、詐欺調査の経験も豊富です。
出店先の選び方が他の大手と違い、小さめの地方都市も入っています。
例えば、函館、水戸、浜松、金沢、高松。
自分たちが地方都市出身なので、大都市偏重にはしたくない。
各地の地方都市の依頼を大切にしたいとのことです。
北日本 | 札幌店、函館店、仙台店、新潟支店、郡山支店 |
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東京・関東 | 東京本部、新宿店、横浜店、大宮店、千葉店、水戸支店 |
東海・北陸 | 名古屋店、静岡支店、浜松店、金沢店、長野支店 |
近畿 | 大阪店、神戸店、京都店、和歌山店 |
中国 | 岡山店、広島店 |
四国・九州 | 高松店、松山店、福岡店、沖縄店 |
フリーダイアル: 0120-596-005
スマホからは番号をタップしてかけられます。
業歴16年、全国5拠点の大手で、フジテレビやテレビ東京の調査番組で技術協力している探偵社です。
東京本社(上野) / 神奈川相談室(横浜市) / さいたま本部(さいたま市) / 中部相談室(名古屋市) / 関西支社(大阪市京橋)
調査品質について「10のお約束」を明示していて、誠実感があります。
ここも社長が会ってくれました。
「調査にかかる費用はすべて契約書に記載し、それ以外の請求は一切しない」のも安心。
フリーダイアル: 0120-543-262
(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)
メディアでも活躍する有名な女性創業社長が率いる業歴20年の大手。
その特長は?!
東京本部 / 東京駅前 / 新宿駅前 / 品川駅前 / 横浜駅前 / 大船駅前 / 千葉駅前 / 仙台駅前 / 八王子駅前 / 大宮駅前 / 名古屋駅前 / 大阪
【MR社・岡田代表のカウンセリング風景】
2022年放映のテレビドラマ「クロステイル~探偵教室~」(鈴鹿央士 主演)は、MR探偵社が監修されています。
現実世界の探偵像に近い、泥臭い描き方になっていました。
社長自身が浮気されて離婚した経験のあるシングルマザー。
浮気調査の結果が出た後に、復縁や離婚・慰謝料請求などに向けてやるべきこと、対処の方法を熟知した方です。
1回目の取材は全社的なこと、2回目の取材では、アフターケアの中身と料金についてです。
3年のコロナ不況を機に業界は激動の時代へ!
「大手のしっかりした調査をお手頃に!」
業界変革の理想を掲げる2社が人気上昇中!
【クロル代表 大原氏】
大手出身ベテラン勢による業界の新風。
最高レベルの調査を従来の大手水準より大幅に安く提供するポリシーです。
東京都池袋(本社)/北海道札幌市/埼玉県霞が関/大阪市北区/名古屋市中区/岡山市北区
【クロル社での相談風景】
クロル社は「相談≠調査」と公言、相談だけで調査を依頼せずに帰っても全然OK。
相見積もり(他社との比較)も大歓迎とのことです。
探偵は今まで「一生に一度使うか使わないかの怖くて高い買い物」でした。
「当社はいつでも困りごとを相談できる『かかりつけ医』のような存在になりたい!」
幹部へのインタビューで出た言葉です。
依頼者の希望優先で、柔軟に調査設計。
大掛かりな調査は、いくつかのステップに分けることも可能です。
最初のステップの調査結果に満足すれば、そこで調査を終えるもよし。
調査の腕前と誠実さに納得して、その先に進むのもアリです。
手応えを確かめながらお金を投入していけるやり方は、大変好評だそうです。
他社の見積もり内容が妥当なものか、無料で意見をくれます。
他社を誹謗して強引に自社と契約させるのでは?という心配は無用です。
「相談≠調査」と公言しており、そういうことはしません。
【浮気調査報告書サンプル】
特筆すべきは、バレない聞き込みが得意なことです。
自然な接触を装い、聞き込みが目的と悟らせずに雑談の中から、組織的に情報を収集。
行動調査(尾行&撮影)と違い、できる探偵社は限られています。
結婚前調査や企業関係の調査を安全に実施できます。
浮気調査/家出人捜索/人探し/婚前調査/行動調査/データ調査/いたずら・嫌がらせの監視調査/ストーカー対策/お墓探し/企業調査
出張相談、オンライン相談、郵送契約に対応。時間の取れない方も便利。
もちろん、事務所での商談もOKです。
本サイトの読者に対してクロル社はクーポンを発行してくれています。
メールやLINEでのご相談の際はクーポン「DT-11」を記入いただくと、基本料金が無料になります。
下記番号での電話ご相談は自動的にクーポン適用となります。
フリーダイアル: 0078-6014-1009
【MJリサーチ代表 鈴木氏】
キャリア20年以上の大手出身のベテラン探偵たちが中核の探偵社。
「大手の調査品質を3~4割安く」がサービスコンセプトです。
調査の方法も料金明細も依頼者が納得するまで説明するスタンス。
安心して相談しやすい探偵社です。
GPSで事前に行動パターンをつかめば、調査日を絞り込め、チームもスリム化できます。
浮気調査の費用を下げる予備調査として、GPS調査は効果絶大です。
契約者には無料でレンタル中。
広告競争に参加せず、間接人員も極小化して運営コストを抑制。
基本的に出張費を請求しない点も大きい。
探偵社の仕事は、普通は浮気調査と家出人探しでほぼ全部。
MJはそこに留まらずに幅広く展開。
例えば、主力探偵の1人は相続診断士の資格まで持っています。
【相続診断士 若梅探偵】
本社 | 東京都中央区新富町(銀座の隣町) |
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東京&周辺県 | 銀座支店/品川支店/練馬支店/埼玉支店 |
北関東・東北・信越 | 群馬支社(太田市)/群馬高崎支店/福島支店/新潟支店 |
中部・関西 | 名古屋支店/大阪支店 |
基本的に全国出張無料です。
北海道、沖縄などの遠隔地のみ別途相談とのことです。
浮気調査/家出人捜索/人探し/婚前調査/行動調査/データ調査/いたずら・嫌がらせの監視調査/ストーカー対策/相続関連調査/お墓探し/デジタル・フォレンジック/企業調査
出張相談、オンライン相談、郵送契約に対応。時間の取れない人も便利。
もちろん、事務所での商談もOKです。
本サイトの読者に対してMJリサーチはクーポンを発行してくれています。
メールやLINEでの申込ではクーポンコード「MJR15」を記入すると、基本料金が無料になります。
また下記電話では自動でクーポン適用となります。
フリーダイアル: 0078-6009-0036
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「大手」を希望される方は、単に大きい会社がいいわけではないでしょう?
「技術と責任感があるしっかりした探偵社を」という意味なのでは?
ならば、弁護士が社長の会社はどうですか?
浮気調査専門ですが、コロナ後に人気が高まっている探偵社があります。
弁護士法人・響(ひびき)のグループ会社の浮気調査専門探偵社です。
代表弁護士の西川研一氏(第二東京弁護士会 第36318号)が社長を務めています。
弱者の弁護団にも多数参加されている社会派の弁護士さんです。
弁護士法人・響は、最新の全国法律事務所ランキングで40位(所属弁護士数基準)の大手。
響Agentは10年以上の調査歴があり、探偵もベテランが指揮を執っています。
東京(港区赤坂)/大阪/福岡
調査員1人1時間の料金は6,600円から(16時間を超える場合は3,300円から ※適用条件あり)。
フリーダイアル: 0120-560-015
弁護士が経営していることが安心材料という根拠は下記のとおりです。
②響Agentが入手した証拠で法的手続きを行う場合、通常は30万円ほどの着手料が最大半額に。
慰謝料請求や裁判裁判を考えている人には特におすすめです。
カンタンに、安全確実な依頼先を決めたい方、おすすめします!
フリーダイアル: 0120-560-015
探偵業界は普通の人が知らない世界で、客観的な業界情報サイトも少ないです。
身の回りに探偵を使ったことがある人はなかなかいないと思います。
使ったことがあったとしても人には話さないでしょう。
そこで探偵の仕事内容から業界の状況まで、基礎知識を簡単にまとめました。
受任件数の比率は平均すると、浮気調査7:人探し(家出人など)2:その他1 くらいです。
その他というのは結婚相手の調査、盗聴器発見、企業関係の調査などです。
グラフ引用の際はリンクをお願いします。
画像url: https://hauseworks.com/img/detective-works.png
引用元リンクタグ: <a href="https://hauseworks.com/">出典: 大手有名探偵社・訪問取材レポート</a>
フィクションの世界と違い、刑事事件絡みの調査はほぼ皆無で、かなり地味な仕事です。
迷宮入りしそうな密室殺人を解明したりする仕事はないのです。
探偵業は資格も免許も不要で、開業前日までに公安委員会に届出を出すだけで開業できます。
届出は5種類あるお役所の許認可(※)の中で一番ハードルが低い。
※届出・許可・認可・登録・免許 もっと詳しく
書類が揃っていて欠格事由に引っかからなければ自動的に受理されます。
さらに探偵業には工場もお店も、有形の商品も不要です。
最低限、車や小型ビデオカメラがあれば営業できます。
設備投資や仕入が不要なため開業費用が小さく、参入がしやすい。
そのため届出数は、2007年施行の探偵業法で届出制度が始まって以来、一貫して増加しています。
(それ以前から明らかに増加していましたが、統計がないため、実数がつかめませんでした。)
令和3年末には6,600社以上、そのほとんどが個人・零細という乱戦業界です。
その中には副業探偵や、届出だけして実働していないペーパーカンパニーも含まれます。
株式会社等の法人は1/3弱。
全国規模の大手となると、数えるほどごくわずかです。
その中のかなりの部分を当サイトは実際に取材した上で収録しています。
(業界事情の参考サイト: 独立行政法人中小企業基盤整備機構のサイト)
届出の有無はホームページ掲載の探偵業届出証明書番号で確認できます。
本物かどうかは地元警察の生活安全課に問い合わせればわかります。
また、探偵業届出証明書を事務所の見やすい場所に掲示する義務があるので、訪問の際はそれで確認できます。
事務所を構えていれば、の話ですが。
届出はしているのが当たり前で、無届の違法業者は関わってはいけません。
欠格事由に抵触する、つまり届出ができない理由があるのかもしれません。
欠格事由の代表が役員にヤクザがいる場合です。
恐喝、ぼったくりなどの犯罪的被害に遭う危険があります。
ただ、ランキングサイトでよく見かけるような探偵社で無届のところはありません。
届出の確認が重要なのは、マイナーな零細業者の場合だけです。
そして、届出は説明したように審査もなく簡単な手続きです。
安心材料は役員にヤクザがいないことがわかる(※※)くらいです。
調査能力を保証するものでないことは理解しておきましょう。
こういう世界なので、やはり一定の規模・業歴があるというのは、選定のひとつの目安になるのです。
今も「探偵なら大手を」と指名される方が多いのは、こういう事情からです。
一番重要なのは「探偵業の業務の適正化に関する法律」、いわゆる「探偵業法」です。
2006年成立、2007年施行の探偵業法は、一言で言うと悪徳探偵の被害を防ぐ法律です。(探偵業法 条文)
日本の探偵業の歴史は明治時代に始まりますが、探偵に直接関連する法律はこれが最初です。
100年以上もの間、探偵業法以前には何の法規制もなく、まさに「野放し」でした。
そのため質の悪い探偵業者が増加し、昭和後期~平成にかけて悪徳探偵の被害が社会問題になっていきました。
そこで衆議院議員・葉梨康弘氏(元法務大臣)がリーダーシップを取って、議員立法で作ったのが探偵業法です。
探偵業法は、「消費者(依頼者)の保護」と「調査される側の人権保護」を主眼(※)としています。
※葉梨氏の著書「探偵業法」の記述より
探偵に捜査権などの職務権限を与える法律ではありません。(法律の内容と立法経緯の参考書籍)
立法の目的は探偵業の振興ではなく、健全化です。
以上のような内容が定められています。
探偵業法ができて15年以上経過し、業界はずいぶん安全になりました。
今では昭和・平成の頃のような悪質な被害は珍しくなっています。
今後はだんだん普通のサービスと変わらなくなっていくでしょう。
ただ、レベルの低さにがっかりなことはまだまだあるので、業者選定には注意を払う必要があります。
なお、探偵を直接対象にした法律ではないですが、2005年施行の個人情報保護法も関係が深いです。(個人情報保護法 条文)
また私有地に入れば住居侵入罪、鍵を壊せば器物破損罪に問われ、スピード違反は道路交通法で処罰されます。
そのあたりは一般人と変わりなく、探偵という職業に伴う特権はありません。
探偵業法第六条はわざわざその点を注意喚起しています。
(探偵業務の実施の原則)
第六条 探偵業者及び探偵業者の業務に従事する者(以下「探偵業者等」という。)は、探偵業務を行うに当たっては、この法律により他の法令において禁止又は制限されている行為を行うことができることとなるものではないことに留意するとともに、人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならない。
この法律が「何らかのお墨付きを与えるもの」と誤解されるのを防ぐために、法律条文としては異例の注釈となっています。
議員立法を主導した葉梨議員の著書「探偵業法」によれば、この条文の意図はそういうことだそうです。
探偵業法ができてから大きく改善はしましたが、探偵調査はいまだ消費者トラブルのあるサービスです。
業者と商談して依頼先を選ぶ時に留意すべきことをまとめました。
その場の雰囲気に飲まれて大事なことを見失わないようにしましょう。
さきほど探偵業は開業日前日までに届出するだけで開業できると言いました。
極端に言うと誰でも明日から始められるわけです。
しかし、それは「誰でもできる簡単な仕事」「どこに頼んでも同じ」という意味ではありません。
実際はその逆で、調査品質は探偵によって雲泥の差があります。
高品質 |
|
---|---|
低品質 |
|
例えば、調査の基本である尾行も奥深いテクニックがあり、巧拙の差が顕著に出ます。
「人の後をつけるぐらい誰でもできる」などという人もいますが、とんでもない。
調査技術の中核、基盤であり、非常に奥が深いものです。
10分やそこらならともかく、ホテル出入りまで追って写真に納めるまでに、平均5時間くらいは尾行します。
素人がやれば必ず、近くで発覚する(バレる)か、距離を取りすぎて失尾(見失う)します。
プロの尾行はチームで様々な攪乱テクニックを用いて行います。
近くで追う役割を頻繁に交代することで発覚しにくくなり、他方が前方状況を検索して教えるサポートも可能になります。
他方が先回りして正面から撮ることも容易で、顔がよくわかる良い証拠写真が簡単に撮れます。
単独尾行は失尾(見失う)や発覚(バレる)が多く、後ろ姿の写真ばかりになります。
そもそも一人では、トイレにも行けません。
さらに都心を除けば、9割くらいが車で移動する対象を車で追う車両尾行メインの案件です。
これは徒歩尾行より格段に難易度が高いです。
素人が真似すれば交通事故になりかねないし、複数の車両や業務無線なども持っている必要があります。
【車両尾行のテクニック】
(調査技術に興味がある方は当社のYouTube「探偵依頼ガイドCh」をご覧ください。)
国家資格も免許もない無印の世界ですが、技術には大変な格差があるとご理解ください。
そして調査結果によって人生が変わるかもしれないのですから上手い所に頼まないと意味がないです。
とはいえ、建築士の一級、二級のような専門能力の公的認証制度がないのが、日本の探偵業界の問題です。
話を聞くだけで探偵社の技術レベルを素人が判断することは難しいかもしれません。
しかし、調査の初歩を知っていれば話の矛盾は発見できます。
技術レベルはともかく、少なくとも親身で誠実そうかは判断できるでしょう。
上から目線で決めつけ、契約を急かすような業者はパスしたほうがよいです。
話をよく聞いて信頼感のある探偵社を選びましょう。
家族の浮気や家出は人に知られたくないことなので、書き込みをする人自体が少ないです。
さらに自社を称えるステマと競合による悪口書き込みがかなりの比率を占めます。
また、本物の口コミも1社しか使ったことのない人の意見で、比較の上での見解ではありません。
探偵の調査はほとんどの人が一生に一度使うか使わないかのサービスだからです。
飲食店などに比べて信頼性はかなり低いことを理解した上で、口コミとおつきあいください。
探偵社の課金方式は各社バラバラです。
時間単位、パック料金、成功報酬の3つが代表的ですが、それらを複合させたものもあり、支払タイミングもいろいろです。
全額前払いもあれば、契約時と終了後の2回払いもあるし、成功報酬も完全成功報酬法式と基本料金と組み合わせた二階建ての方式があります。
明細も、探偵の人件費、機材費・・・と細かく積算する会社もあれば、おおざっぱなところもあります。
こういう事情ですから、パーツを比較しても無意味で、次のような誤認がよく起きます。
交通費など調査が終了しないと確定しない費用もありますが、概算予想は出るはずです。
人件費など費用の一部だけを強調して「安い」と錯覚させる探偵社もあるようです。
商談では常に「合計いくらになるのか?」を意識しましょう。
合計がいくらになるかわからない買い物ほど怖いものはありません。
成功報酬は失敗の場合は無料なので飛びつきがちです。
しかし利用者が一方的に得な話が転がっているほど世間は甘くありません。
問題は「成功の定義」、つまり何をもって「成功」とみなすのか?ということです。
たとえば次のような場合、浮気調査は成功なのか、失敗なのか?
裁判で「不貞行為」の証拠になるのは、ホテル出入りなど密室で二人きりで一定時間を過ごしたと推定できる写真です。
そして裁判官をはじめ第三者が見て、写っている人物を識別できる鮮明さが必要です。
昭和の時代からそういう写真が不貞行為の証拠として使われてきました。
上記の3事例はどれも証拠に使えそうな写真を撮れていません。
1は探偵に落ち度がありますが、浮気をしていることはわかります。
2と3は探偵に落ち度はありません。
あなたの判断基準ではどれが成功でどれが失敗ですか?
こちらは「失敗」と思っているのに、探偵側は「成功」として請求してきて、揉めることがよくあります。
成功報酬を取り入れる時は、事前に「成功の定義」をよく話し合っておくことが大切です。
事情が変わったとか、いつまでも結果が出ないので中止したいといった場合のことも考えておく必要があります。
事前に聞いていない多額の違約金を請求されたといったトラブルも昔は多かったです。
キャンセルの場合はどうなるのかも詳しく聞いてから契約しましょう。
法律でも契約前に「重要事項説明」の中で、「契約の解除」について説明しなければいけないことになっています。
(探偵業法 第八条第8項)
複数の探偵社に会って相見積もりを取るのもいいですが、最安の会社が正解とは限りません。
調査が失敗したり、証拠の品質が低かったら安くても無意味なのです。
じっくり話して価格とともに信頼感を見極め、両者のバランスがベストな探偵社を選びましょう。
一般に探偵社は相談者を事務所に呼びたがります。
これにどう対応すべきなのか説明します。
当サイトでは長くオフィス訪問を推奨してきましたが、時代は変わりました。
直接面談が忌避されたコロナ流行期が転機になったと思います。
候補選択の段階でしっかりした会社に絞り込んでおけば、事務所に行かずに相談・契約もアリだと思います。
出張相談、オンライン相談、郵送契約などに対応する探偵社が増加しています。
Webカメラでリモートオフィス見学させてくれるところもあります。
例えば当サイトで紹介しているような大手なら、まず大丈夫。
訪問してみたら、記載の住所にオフィスがなかったとか、ひどい状態だったとか、無届の違法業者だったとか。
一定の知名度・規模の探偵社でそんなことは絶対ないです。
であれば、時間のない人、相見積もりを多く取りたい人は、訪問を省略することも可と考えます。
ただ、これは相手の探偵社が事務所訪問なしの相談・契約に対応していることが条件になります。
一方、マイナーな探偵社の場合は、絶対に現地確認すべきです。
とはいえ、訪問の余裕があるなら、行って実感してみるのも手です。
確かに探偵社が事務所に呼びたがるのは、クーリングオフ対策です。
依頼者自ら事務所に出向いた場合はクーリングオフできないのです。
一定の期限内なら、消費者が一方的に無条件に契約解除できる制度です。
冷静に判断できないまま大きな契約を結ばされてしまう消費者を保護するためにできました。
訪問販売、語学スクールや脱毛サロンの長期契約などに適用されています。
そういう意味で相手の手に乗る行動ではあります。
しかし、情報と実感を得る上では、直接会うのに勝る方法はありません。
こちらとしても相手をしっかり見極めてやりましょう。
ホームページだけでオフィスが実在せず、近所のカラオケボックスなどでお金を受領すると連絡が途絶える探偵詐欺?の被害が出ています。
大手ではありえませんが、マイナーな零細業者だとそういうリスクも考えられます。
事務所が怪しいテナントだらけの老朽化した雑居ビルにあったら、頼むのは気持ち悪いはずです。
大手有名社ではありえませんが、小さな無名の会社の場合は足を運んで確認しましょう。
「不信感が残る場合は即決しない」と心に決めた上で、思い切って訪問です!
整理整頓・清潔感、スタッフの応対ぶりなどもよく観察して判断材料にしましょう。
【綜合探偵社クロル埼玉拠点の届出証】
届出証はオフィスの来客が見やすい場所に掲示することが義務付けられています。(探偵業法 第十二条)
不動産屋さんに宅地建物取引業者の標識掲示が義務付けられているのと同じです。
上掲写真は綜合探偵社クロルの例で、相談室の壁に掲示されています。
届出は本社・支社・営業所・相談室等の各拠点ごとに地元の公安委員会にするよう定められています。
クロルさんの本社は東京都池袋ですが、この届出証は埼玉拠点のもの。
よって埼玉県公安委員会が発行元として記されています。
興味があれば、拡大して確認してください。
ランキングサイトによく出てくるような大手や有名社に無届業者はないですが、中小零細に依頼する時は注意して確認しましょう。
これは電話確認は無理で、実際に行って目視確認しないとわかりません。
届出は最低必要条件で、無届の違法業者に依頼するとトラブル必至です。
一方、届出があるから安心というほどのものではなく、調査技術やサービスレベルを保証するものではありません。
届出証という最低条件を確認した後は、自分の五感で判断することになります。
高圧的な態度、依頼者を支配しようとするような態度、契約を急かす対応などが見られたら、やめておいた方が無難です。
依頼者によりそう姿勢、親身・親切・誠実さが感じられる探偵社を選びましょう。