PR
探偵に関連したいろいろなトピックを取り上げていく連載記事です。
探偵はどんなスマホアプリを調査に役立てているのか?
本日のテーマはこれです。
プロの尾行はチーム尾行です。
探偵は2人以上でチームを組み、対象者の近くで尾行する役割を頻繁に交代します。
気づかれにくくし、発覚を防ぐのが第一です。
では、近くで尾行する役割を外れている探偵は何をするのか?
いくつか役割があるのですが、ひとつは前方に何があるかをメインの尾行者に伝えることです。
その時に役に立つのがGoogle Mapです。
経験の長い探偵は街の地理をよく把握していますが、東京一都市に限ってもすべての場所に精通するのは不可能です。
不確かな時には検索をかけます。
前方にあるのは駅なのか、商業施設なのか、映画館なのか。
そういうことによってチームメイトたちの心の準備も変わってきます。
電車に乗っての尾行時によく使うのがLINEです。
ふだん無線で通信する時(無線ではなくスマホを使っている探偵も多いですが)、会話は暗号を使うのが普通です。
例えばメインの尾行対象者は「甲」、そのお相手は「乙」とか。
第一対象者、第二対象者という意味で「一対」「二対」といった用語を使う探偵社もあります。
ほかにも対象者のよくある行動を表す短い暗号が用意されています。
だから調査中の探偵の通信会話は一般人が聞いても意味不明です。
それによって調査の秘密を守れるわけです。
しかし、電車の中でそんなことをやったら怪しいですね?
意味不明の言葉をぶつぶつつぶやいていたら、周囲の注意を引いてしまうし、対象者に発覚するもと。
そこで使われるのがLINEでの会話です。
「次の駅で降りるようだ」
そんな通信によって、対象者が直接見えない別の車両に乗り込んでいる探偵も連携が取れるわけです。
全国のラブホテルを検索&予約できるアプリの中で一番人気のものです。
不倫カップルはよく使っていますが、それを追いかける探偵もよく使っています。
車両尾行に入ると助手席の探偵はハッピーホテルを立ち上げます。
そしてどのホテルに入るか早めに予想します。
探偵が男女ペアの場合、対象の車に続いて入ると、対象者が部屋を選んでいるシーンを撮ることも可能です。
カップルを装って対象者が部屋を選んでいるロビーに一瞬入ってしまい、鉢合わせに照れたと見せかけてすぐに退室します。
その一瞬に撮影してしまうわけです。
ともかく、ハッピーホテルは浮気調査でとても役に立つアプリです。
もっとほかにもあるか、懇意の探偵事務所に問い合わせたところ、予想を超える数の回答でした。
オービス | 追尾中に作動させておくと、速度違反自動取締装置を感知してアラームで教えてくれる |
---|---|
タイムズ | 1.タイムズ駐車場を使う場合に 2.付近住民、対象者に車を怪しまれ、応急の車両チェンジにタイムズカーシェアを利用する場合 |
駐車場アプリ | 現場付近で駐車場を探す時のため。料金もわかる。 |
電車の乗り換えアプリ | 歩き現場で事前に複数のルートを確認できる。 |
渋滞情報アプリ | 現場に向かうルートを考えるのに使用。 |
無音カメラアプリ | 店内などで撮影する際にコンパクトカメラを使用するよりもスマートフォンで撮影するほうが自然なため。 |
時報アプリ | 現場開始前に各カメラ全て時間を合わせるた |
天気アプリ | 監視現場で使用。煙がカメラを遮る時に風向きを考えてカメラの設定を修正する場合など。 |
ボイスメモ | 店内の会話など音声をとるため |
位置情報アプリ | life360など。調査員同士の位置情報を知るため(特に歩き現場で使用する) |
監視カメラアプリ | AtHome Cameraなど。2台のカメラを利用して遠隔での監視に役立つ(張り込みで使用する) |