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家業の後継者に嫁ぐことは素晴らしい機会ですが、経営状態の健全性と将来性が重要です。
実際には、経営が悪化していたり、業界自体が衰退していたり、後継者の資質に問題がある場合もあります。
今回は、嫁ぎ先の家業リスクを見極めるために知っておきたい視点と、探偵による婚前調査で確認できる具体的な方法を解説します。
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人生を預ける以上、決算書は見せてもらうのが本当は望ましいです。
「見てもわからないから」ではなく、わかる人の助けを借りながらでも確認する方がいい。
しかし、現実には難しいかもしれません。
そこにこだわると「財産目当てなのか?」と受け取られてしまうからです。
とはいえ、もし経営悪化が深刻な状態なら、結婚早々、今後の人生に暗雲が立ち込めてしまいます。
そんなことは関係なく一蓮托生で一緒になる覚悟ができているなら、問題はないでしょう。
しかし、経済条件の良さも結婚の動機になっているなら、経営状態の概要ぐらいは何らかの方法で確かめたいところです。
帝国データバンクや東京商工リサーチなど、企業信用調査で一定の情報がつかめる場合があります。
属する業界そのものが縮小産業だったり、ブームが去っている場合もあります。
代替技術や海外勢の台頭で、かつての有力企業が急速に衰退する例も少なくありません。
(例:海外の新技術企業Amazonの登場で、全国の書店が衰退。)
「老舗だから安心」とは限りません。例えば伝統産業は一般に衰退傾向にあります。
帝国データバンクや東京商工リサーチのレポートでも、業界動向の注記は確認しましょう。
「会社の問題」ではなく「業界の構造的な衰退」こそ、将来に直結するリスクです。
和菓子産業は、消費者の嗜好変化や「手土産需要」の減少といった複数の要因が重なり、厳しい状況に置かれています。
京都の和菓子老舗「亀谷吉長」に嫁いだ若女将は、この業界状況に加え、会社が億単位の負債を抱えていること知りました。
さらに夫が脳腫瘍を発症します。
この「三重苦」を抱えた状態で、若女将は斬新な商品アイデアをだし、業績をV字復活させました。
趣味が高じてフランス料理の知識が豊富でしたが、プロの調理人ではなく、和菓子は門外漢だったのに、です。
こんな例もありますから、一概に衰退産業だから、財務状況が悪いから、ダメだとは言い切れないのです。
ただ、この若女将のような才覚と強運を持った人は稀です。
大方の人は状態の悪い業界・企業に入ると抵抗する力が足りず、押し流されていきます。
自分の力量や覚悟を自覚し、会社の状態も確認しながら、結婚を決める方が妥当ではないかと思えます。
後継者として育てられた子息は幼少から「帝王学」を授かり、最高レベルの教育を受けることが多いです。
親の背中を見て経営を学び、周囲の大人も経営者や専門家が多いなど、環境にも恵まれています。
こうして若くして、経営センスと大きな組織を率いるリーダーシップを身に着けた人がたくさんいます。
その一方で、努力をせず、遊興や浪費癖が目立つ御曹司もしばしば見られます。
七光りで甘やかされて育ち、傲慢な反面、精神的に打たれ弱い。
こうした人物が経営を引き継げば、家業は数年で傾くこともあります。
「後継ぎだから安心」とひとくくりにして信用せず、人物もしっかり見極めたいところです。

企業や商店の状況を調べてくれるサービスにどのようなものがあるのか紹介します。
大きくは企業信用調査業と探偵の企業調査です。
企業信用調査は、帝国データバンク(60%)と東京商工リサーチ(30%)で90%のシェアを占める寡占業界です。
残りの10%を20社くらいのニッチな信用調査会社が占めます。
探偵社の仕事は7割が浮気調査で、企業の調査に十分な経験を持つ会社は少数派です。
財務的な調査は専門外ですが、キーマンの素行調査(尾行&撮影)や聞き込みなど生情報の収集ができます。
一定規模以上の会社は、企業信用調査で基本的な経営情報が入手できます。
売上高、利益率、借入残高、代表者の経歴、倒産リスクなどが一覧化されます。
ただし、信用調査レポートは数字中心で皮相的な場合もあり、粉飾決算までは見抜けません。
経営状態が悪いほど、提出資料が“整えられている”ことがよくあります。
信頼性の限界もありますが、経営の基本的なデータが一通り揃うメリットは大きいです。
業界特化型の小さな調査会社は、大手にはない情報を持っています。
たとえば飲食、建設、製造などの特定分野に強い会社は、「地域ごとの評判」や「同業間の信頼度」まで踏み込んだレポートを提供します。
老舗の商店や個人事業では、大手のデータよりも現場に密着した調査が役立つかもしれません。
探偵は企業信用調査を下請けで利用しつつ、独自ルートで情報を補完します。
現場観察、取引先への聞き込み、元従業員へのヒアリングなど、現地ならではの情報が得られます。
必要に応じて尾行・撮影・素行調査も実施し、後継者の実像を把握します。
調べたい内容によっては、探偵が有用な場合があります。
会社を調べるといっても、どんなことを調べるのか?
調査項目をリストアップしてみました。
どこまでつかめるかはケースバイケースですが、たくさん分かった方が判断材料が増えます。

探偵の調査がどんなものか紹介します。
企業関連の調査はその経験がある探偵社に頼むべきです。
ほとんど浮気調査しか経験のない会社も多いので注意してください。
対象を尾行して写真・動画で記録する調査です。
浮気調査も素行調査も行動調査の1種で、目的が違うだけです。
ただ、ホテル出入りシーンが最終目的の浮気調査に比べて、今回の目的の調査は複雑です。
例えば、怪しい人物との接触はしっかり撮る必要があり、場合によっては尾行対象をそちらに切り替える判断も必要です。
浮気調査しか経験のない探偵だと、漫然と後を追うだけの動画になりやすいです。
個人商店や地域密着型ビジネスでは、公開情報が少なく、聞き込みが最も有効です。
仕入れ先、元従業員、地元業者などの“現場の声”は、数字よりも真実を語ります。
聞き込みや尾行が相手に知られると関係が悪化します。
聞き込みには「発覚させない技術」が欠かせません。
探偵は偶然の出会いと雑談を装い、自然な流れで情報を引き出します。
安全に聞き込みをできる技術を持った探偵社は限られています。
複数の独立した情報源から同じ証言が得られた場合、その信憑性は高くなります。
MJリサーチは有名大手で、婚前調査と企業調査の両方に経験が豊富なのでおすすめです。
ほかの有名大手なら、下記のページが参考になります。
会社経営は波があり、いい時もあり、悪い時もあります。
一生のうちにはどうなっていくかわかりません。
だからその家業の家に嫁ぐなら、覚悟を決め、腰を据えねばなりません。
いい時はくっついて、悪くなるとあわてて逃げ出すような日和見主義では、絶対にうまくいきません。
だからこそ逆に、まだ嫁いでいない今のうちに、しっかり見極める必要があるのではないでしょうか?
いい時も悪い時もあるのが会社経営ですが、すでにどうしようもなく悪くなっている場合は、修復できない可能性が大です。
探る目的が「安心のため」であれば、決して失礼ではありません。
結婚は人生の大きな選択です。
相手を疑うのではなく、将来を見据えて冷静に情報を確認することが大切です。
信用調査は数字中心のレポート(決算・借入・倒産リスク)です。
探偵調査はそれに加えて、現場の聞き込みや後継者の素行・評判など「人と現場」を調べます。
何を知りたいのかによって、適切な調査手法はかわります。
併用することで精度が高まり、リスクを立体的に把握できます。
公安委員会に届出済みの探偵社が、探偵業法はじめ法令の範囲内で行えば合法です。
プロの探偵は聞き込みや尾行の露見防止に長けています。
相手や家族に知られることはまずありません。
ただし、経験不足の業者に依頼すると発覚リスクがあるため注意が必要です。