【この客も豹変するかもしれない】
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水商売の女性にはストーカーがよくつきますが、警察は被害者保護に不熱心だといいます。
その実情や対策を探偵に取材した記事です。
ホステス・キャバ嬢・風俗嬢といった水商売の女性はストーカー被害によく遭っています。
ストーカー被害というのは当人の妄想の場合も多いのですが、夜職の被害はすべてリアルです。
しかし、一般の人と違って警察に十分保護してもらえないという話も聞きます。
2000年のストーカー規制法施行の後、警察のストーカー被害への対応は著しく改善されました。
水商売の女性はそうではないとしたら、なぜでしょうか?
同じ人間なのに夜職というだけで、なぜ守ってもらえない?
警察は職業差別をしているのでしょうか?
自分から誘っている点を問題視
それは、仕事とはいえ、自分の方から男性客に恋愛ごっこめいた誘いをかけているからです。
中には「もしかしたら本気?」と勘違いしかねない濃厚な誘いもあります。
だから、それを真に受けて追うようになった男性を一方的に加害者として扱うのは難しいのです。
水商売女性の怒り
はぁ?!!キャバ嬢が客を誘うのが悪いだって?!
客をリピさせるのが仕事なんだから、しょうがないでしょ!!
警察は営業トークと本気の区別ができないようなアホ男の味方なんか?!
怒る気持ちもわかりますが、警察は精神的に幼稚な男性や思い込みの強すぎる人を切り捨てることはできないのです。
それに、滅多にないことかもしれませんが、女性の方が男性客を好きになる場合もあるはずです。
結局、二人の本当の関係を警察は判断できません。
だから「民事不介入(民間の争いに首をつっこまない)」の原則に基づき、「様子を見よう」ということになるのです。
夜職女性を守ってくれるのは誰?
さて、そうなると水商売の女性はどうしたらいいのかということになります。
お店はその客を出入り禁止にくらいはしてくれるかもしれませんが、店の外では無防備です。
幸い、水商売の女性は一般の女性よりずっと経済力があります。
であれば、探偵を雇って自分の身を守っていくことが可能なのではないか?
このことがずっと気になっていました。
業界最大手の原一探偵事務所に別テーマで取材に行った折りに、少し時間をとっていただいて話を聞いてきたので、ここに紹介します。
答えていただいたのは調査部長のA氏です。
【原一の調査部長A氏】
職務の特性上、セキュリティの観点から写真はモザイク加工・名前はイニシャルとさせていただいています。
私: 水商売の女性、具体的にはホステス、キャバ嬢、風俗嬢といった職業の人からのストーカー被害相談はありますか?
探偵: ありますね。
相手がはっきりしていて、LINEの会話など証拠もたくさん残していくので、解決も早いことが多い。
うちも積極的に取りたい仕事なので、もっと相談してほしいです。
私: よくあるストーカーの行動パターンはどんな感じですか?
探偵: 来店誘致のためのLINEメッセージ等を勘違いして彼氏気取りになるというのが典型的な開始パターンです。
商売のためにラブメッセージのような書き方をしますが、本物の好意があるんじゃないかと希望を抱くわけです。
私: それで男も思い切り好意を込めた返事をする、と。
探偵: そう。そしてやり取りを進めるうちに相手の恋愛感情は燃え上がり、本物の恋と確信します。
こうなるともう制御不能で、行動もどんどんエスカレートしてきます。
接客中は店外でも付き合うように強要したり、プレゼント攻勢とか、退勤後に出待ちしたりということを始めます。
私: ストーカーを止めるには早い段階できっぱり拒絶することが大事なんですが、何しろ自分から誘ってますしね。
来店してもらう目的もあるので、本当に危険な段階になるまで恋愛ごっこをやめるわけにいかない。
探偵: それでついに女の子が怖くなってお店に相談する。
お店も対応してすでに出入り禁止にしていることも多いのです.
しかし、そんなことでストーカーは止まりません。
ありとあらゆる手段で女の子の情報を調べてきます。
待ち伏せやつきまといは序の口です。
私: テレビで最近、SNSに挙げた写真に写り込んだ情報から場所を特定されるという話をよくやってますね。
例えばマンホールが写っていた場合とか。
探偵: はいはい。それは典型的ですね。
マンホールは各自治体で固有のデザインなので、それが写っていればただちに何市の何区何町なのかバレてしまいます。
「自宅の近所で撮りました」なんてコメントを入れていたら、本当にヤバイです。
私: 付近をくまなく歩いて自宅を特定されてしまいますね。
探偵: ほかにはガードレールのフレームデザインでも渋谷区とか、江戸川区とか特定されてしまいます。
お店の看板、橋の銘板、交通標識、特徴的な建物など、写真の中に場所を特定する手掛かりは無数にあります。
私: そもそも自宅の近所で撮った写真をSNSに挙げること自体、やめるべきですね。
探偵: 自宅の近所はもちろんですが、自室内での撮影でも注意が必要です。
窓の外の景色から場所を特定されることがあるのです。
私: それは盲点ですね。窓の外は写さないようにしないと。
探偵: ところがそれでは済まない。
瞳に映った窓の外の景色から場所が特定されてしまった事例があるんです。
私: なんと!まるでブレードランナー(昔のSF映画)の世界ですね。恐ろしいな…
探偵: ほかにはぬいぐるみなどのプレゼントに盗聴器を仕込むのもよくある手口です。
自分しか知らないはずのことを詳しく知っていたり、行動予定を全部先読みされていたら、この線を疑う必要があります。
私: 盗聴器の発見・除去は原一さんの守備範囲ですよね?
探偵: もちろん。しかも他の調査より全然安いです。
今述べたような兆候があるなら、まず盗聴器発見から相談していただいても結構ですよ。
私: ほかにも情報を調べてくる手口はありますか?
探偵: 探偵を使ってくるケースがありますね。
私: ええっ?どういうことです?ストーカーが探偵を雇うのですか?
探偵: 「恋人の行方が分からなくなっているので捜索してほしい」とか、婚約者に成りすまして「結婚予定なので身元を調査したい」とか言ってくる人はよくいます。
それで詳しく話を聞いてみると、つじつまが合わなかったりする。
私: それを引き受けるのですか?
探偵: まさか!探偵がストーカーや闇金融に調査協力するのは探偵業法違反です。
当社では最初に話を詳しく聞いてその裏付けの提示を求め、少しでも怪しい依頼なら断ります。
私: しかし、その辺の事前審査が甘くて、お金のために引き受けてしまう探偵社もあるわけだ…。探偵に調べられたら一発アウトですね。
で、例えば御社にストーカー調査を依頼すると具体的に何をしてもらえるのですか?
探偵: 例えば、行く先々でつきまとわれるということであれば、依頼者に出歩いていただいて、われわれがそれを尾行します。
その中で他に尾行や待ち伏せをする者がいればすぐにわかるので、そこで尾行対象を切り替えて男の行動を動画記録します。これを行動調査といいます。
その後で住所をつきとめます。これを所在調査といいます。
相手の行動はすべて動画記録し、報告書の形にもまとめます。
私: 自宅に何かされる場合もありますね。
手紙やプレゼントを入れられたり、逆に汚物やペンキで汚されたり。
探偵: そういう場合は近くに張り込んで、ストーカーが現れたらやはり尾行して所在調査します。
私: ストーカーが現れるタイミングが事前にわかっていればいいが、そうでないと張り込み期間が長くなってお金がかかるでしょう?
探偵: そういう場合は定点撮影カメラを設置してしばらく記録し、ストーカーが現われやすいタイミングを分析してから張り込み調査する方法があります。
我々は夜間でも光源なしでカラー撮影できて1カ月分録画できるような特殊な機材も持っています。
相手に気づかれずに顔を撮りやすいカメラセッティングのノウハウもあります。
私: 警備会社のサービスとの違いを教えてください。
カメラを設置して会社の方で監視し、異常や通報があったら警備員が駆け付けるサービスがありますよね?
探偵: そういうのは警備員が駆け付けた時には相手はもう立ち去っているというのが現実です。
所在調査して相手の住所を突き止めないことには何も始まりません。
生身の探偵が張り込んですぐに尾行を始められるのが、セキュリティサービスとの決定的な違いです。
それに警備会社のサービスもなかなかのお値段ですよ。
警備会社にかなりお金を費やした後に結局、当社に依頼されて来られる方もいます。
私: 証拠をつかんだ後はどうなりますか?
探偵: 警察に被害届を出します。調査報告書やDVDを添えて。
最初から明確な被害の証拠があれば警察の対応は大きく違います。
あとは警察が独自に再調査して注意や逮捕などを行うことになることが多いです。
私: 最後にですが、水商売や風俗嬢のお客さんもちゃんと対応してもらえますか?
探偵: もちろんです。われわれは、合法的な依頼でさえあれば、どの依頼者様に対しても全力でお力にならせていただきます。
私: 本日はありがとうございました。
探偵に頼んだらどんな調査をしてもらえるのか?
簡単にまとめてみました。
付きまとい行為をする男の住所をつきとめることができます。
依頼者の尾行から切り替え
方法としては、まず依頼者にストーカーが出没しそうな日時・場所に出向いてもらいます。
それを探偵チームが尾行しながら待機。
別の尾行者が現れたら、探偵は尾行のプロだからすぐわかります。
すなわちそれがストーカーです。
ストーカーが探偵に気づくことはありません。
所在調査
ここで尾行対象をストーカーに切り替え、最後まで追って自宅をつきとめます。
帰宅までの尾行で何かがつかめる場合もあります。
例えば、実家やバイト先に立ち寄ったり、誰かに会っていたりとかです。
名前調査
名前は、表札が出ていなければ多角的調査で調べます。
これは簡単にわかる場合とてこずる場合があります。
後日再び行動調査
住所がわかってしまえば、必要に応じて繰り返し行動調査(尾行&撮影)が可能です。
生活ぶり、学校、勤務先などがわかったりします。
自宅の玄関にいたずらされるような被害がある場合は、定点観測カメラを設置し、証拠動画を撮ることもできます。
一流の探偵社なら、長時間録画できる暗視カメラや離れた場所で監視できるネットワークカメラを持っています。
いたずらをする時、ストーカーは帽子などを被って顔を見えにくくしていることが多いです。
そういう場合に少しでも顔を鮮明に撮るには、カメラの設置場所や角度にコツがあります。
監視調査の経験を積んだ探偵は、そういうこともよく心得ています。
記録を継続すると、自宅にいたずらに出没するタイミングもつかめてきます。
【ネットワークカメラ(MJリサーチ保有)】
自宅にいたずらに出没するタイミングがつかめると、探偵を周辺に張り込ませることも可能になります。
そして出没と同時に行動調査(尾行&撮影)を開始し、自宅まで追尾して住所をつきとめる(所在調査)わけです。
外出先を読まれているように思える場合は、盗聴されている可能性があります。
一瞬でも入室するチャンスがあれば、電源プラグに偽装した盗聴器をコンセントに差し込めます。
ぬいぐるみなどに仕込んでプレゼントすることも多いです。
おかしいと思ったら、盗聴器発見調査をしてもらいましょう。
1室当たり数万円程度ででき、行動調査などに比べて安いので、気軽に頼めます。
【電源タップ偽装盗聴器】
個人・零細の探偵社は、浮気調査しか知らない業者がほとんどです。
メニューの幅広い大手ですら、仕事の7割以上が浮気調査です。
ストーカー調査の相談をすれば、どこでも「うちもできる」と答えます。
しかし、実際に経験がある探偵社を自分で見つけるのは大変です。
そこで、ここにおすすめの探偵事務所をいくつか挙げておきます。
MJリサーチ 探偵業届出番号:東京都公安委員会 第30200349号
【MJリサーチ 若梅探偵】
高品質な調査をリーズナブルに提供する全国11拠点の大手。
浮気調査などの従来の探偵サービスの枠に留まらない「トータルライフサービス」を提供。
ストーカー調査では法的措置が続くことも多いので、弁護士との連携も大切。
結婚詐欺、相続関連、企業調査など、弁護士との連携調査にも幅広い実績がある探偵社です。
中核メンバーは大手出身のベテラン勢。
例えば上掲写真の若梅氏は下記のような実績を持つ、かなり有名な方です。
当サイト経由で依頼すると基本料金が無料になります。
メールやLINEでの申込ではクーポンコード「MJR15」を記入すると、基本料金が無料になります。
また下記電話では自動でクーポン適用となります。
フリーダイアル: 0078-6009-0036
(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)
原一探偵事務所 探偵業届出番号:埼玉県公安委員会 第43070145号
【自社ビルを持つ探偵社は稀】
このページのインタビューに応じてくれた探偵が所属する会社です。
創業48年、全国13カ所展開の探偵業界最大手。
当サイト経由で依頼すると基本料金が半額になります。
フリーダイアル: 0120-011-539(割引クーポン有効番号)
(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)
当サイトの下記ページでは、主要な探偵社に直接取材した記事を掲載しています。
写真やインタビューも豊富。
上記2社以外も見たい方は、下記ページで他の探偵事務所の生の姿に触れて依頼先選びの参考にしてください。
自分が誘ったお客さんがストーカーになってしまった場合、警察は味方しにくい場合がよくあるという話をしました。
では、普通の女性は警察にどんな風に守ってもらえるようになってきているのか?
このサイトにストーカー規制法ができた経緯や改正の歴史をまとめて収録しています。
知識を持っておきましょう。
ストーカーがお客さん以外の男の場合、警察にも期待が持てる場合があるはずです。
ストーカー規制法ができたのは2000年ですが、それ以前は警察は本当に何もしてくれませんでした。
実際に傷害や殺人などの刑事事件が起きるまで放置していたのです。
現在「ストーカー行為」と呼ばれているものは、当時は「痴情のもつれ」という謎の警察用語で呼ばれ、警察の仕事ではないと考えられていました。
しかし、現実には傷害や殺人に至る事件が増えていった。
そして1999年に桶川ストーカー殺人事件という大事件が起き、一気に規制法立法が実現したのです。
家族が必死に被害を訴えたのに警察がのらりくらりと対応した結果、白昼の駅前で女子大生が刺殺された悲惨な事件でした。
しかし、規制法ができてすぐに安全になったわけではありませんでした。
警察内部の意識はそんなにすぐに変わらなかった。
また、法律がテクノロジーの進歩に追いついていないために役に立たない場面も見られました。
直接接触や電話の嫌がらせは条文で規制されているが、メールやSNSのことは書かれていない。
そのため、メールやSNSによる嫌がらせを取り締まれず、事件を防げなかったことがあったのです。
法律がインターネット時代に追いつくまでに長い年月を要しました。
規制法ができた後も何度か大きな事件が起き、そのたびに法律の内容も警察の意識も少しずつ改善されていきました。
立法から20年以上を経た現在、警察の対応は以前より大きく改善しています。