「浮気がバレる男、バレない女」今野裕幸 著の要約|男女問題コンサルタント

「浮気がバレる男、バレない女」今野裕幸 著の要約|男女問題コンサルタント

「浮気がバレる男、バレない女」

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浮気や離婚の関連書籍の要約を紹介するコーナーです。

 

今回の本は下記。

 

「浮気がバレる男、バレない女」 
今野裕幸 著 フォレスト出版 900円(税別)

 

 

著者の今野氏は、探偵社の代表にして、全国で相談やセミナーを行う男女問題コンサルタント。

 

プロ探偵の実務を通じて得られた知見をまとめた良書です。

 

 

第1章 現代浮気事情、最前線

 

通信技術と浮気のディープな関係
手紙⇒固定電話⇒ポケベル⇒ケータイ・メール・SNSと、通信技術の発達とともに密会の約束の仕方が変わってきている。

 

浮気の歴史は通信技術の歴史と言ってもいい。

 

激増する「出会い」の場
リアル以外の出会いの機会を激増させたのが、インターネットと出会い系サイト。

 

普通の奥さんが子供を幼稚園に送り出した後、スーパーの駐車場で男性と落ち合い、相手の車でホテル直行。

 

しかも別の日は別の男、ということが珍しくない。

 

ケータイゲームという新たな巣窟
ゲームに関するアドバイス⇒個人的な相談⇒リアルな出会いにつなげていく手口。

 

元カレ、元カノとつながるSNS

フェイスブックやラインで学生時代の憧れの先輩に偶然につながったり、元カレ・元カノにつながって始まる不倫が激増中。

 

浮気でFacebookを利用する人々
進行中の浮気相手とのコミュニケーションにもメールよりFacebookがよく使われる。

 

調査する側もFacebookで相手の情報をかなり割り出してから依頼してくることが増えた。

 

クローズドな関係につながるLINE
LINEはFacebook以上に浮気と関係が深い。

 

デフォルトでは自分の電話を知っているユーザーの友達リストに自動的に追加される。

 

思わずつながって懐かしくなり、交流が始まることも。

 

メルアドを知らなくても、電話を知っていればメールを送れることも大きな利点。

 

LINEが絡んだ浮気事件簿
ロックをかけているので安心と思っていたのに、LINEのメッセージ通知機能で女性から連絡がきたことがバレた夫。

 

夫のLINEに想定できるアドレスとパスを試して侵入し、浮気の実態を把握した妻。

 

LINEによる情報漏洩の事例を紹介。

 

浮気発覚率も増加!?
昔はシロクロを知りたくて浮気調査を依頼する人が多かった。

 

今はフェイスブックでシロクロはもちろん、相手の情報までほぼ特定してから依頼してくる。

 

2010年に米国弁護士会が行った調査では、離婚カップルの1/5がフェイスブックを離婚原因のひとつに名指し。

 

女性の浮気が急増中!
女性の浮気は年々増えていて、2013年に芸能人の有名な事件が起き、NTR(寝取られ)が流行語になった。

 

女性の浮気は気づく頃には本気になっていることが多いので、早めに止めることが大切。

 

探偵が考える浮気の定義
世間にはキスやてつなぎ、さらには内緒で食事をするだけでも浮気と考える人がいる。

 

しかし、探偵の言う浮気とは不貞行為、すなわちセックスのことで、その証拠を取るのが探偵の仕事。

 

浮気率ナンバー1の男性の仕事
大学教授を含めた教員、医師、弁護士など「先生」と言われる職業は多い。

 

社会的地位が高く、お金があり、職場に女性がいて、自由な時間が作れるという共通点がある。

 

二人の年齢を足すと100歳を超える、同じ公立高校の先生同士のカップルの調査実例。

 

女性の浮気率が高い、あの職業
実際の依頼の中で介護はダントツに多く、その中で特に女性が多い。

 

過剰なストレスがあり、男女が共に働き、ストレスを共有しあうことが要因と分析。

 

「都市型の浮気」の特徴
移動は徒歩と電車、ラブホテルまたはシティホテルの利用が多い。

 

金曜の退社後、駅のホームで待ち合わせ、居酒屋で軽く飲み、コンビニに寄った後、ラブホテルに行くのが典型的な行動。

 

休日出勤を装って土日にホテルに行く人も多い。

 

都市部での浮気調査で困ること
幹線道路でタクシーに乗られる場合。

 

張り込み中に通報されること。ただし、探偵の身分を明かせば、警察は通常はそれ以上追及しない。

 

セキュリティ管理厳重で中に入れないマンションの号室特定。ポストから郵便物を取り出す時を見逃さない。

 

街中に溶け込んだ一流調査員
住宅街の細い路地に長時間張り込み中に、住民の女性から軒を貸され、差し入れまでもらった調査員の例。

 

不審人物と思われず、街に溶け込める資質が大切。

 

「地方型浮気」の特徴
移動はほぼ車。大型スーパーかパチンコ屋の駐車場で待ち合わせ、相手の車に乗り込む。

 

その後は食事⇒ホテルか、公園・山中・河川敷・畔道などで、行動パターンは限定される。

 

地方での浮気調査で困ること
カーセックスが多く、撮影に苦労する。

 

地方にはアレがない
街灯、自販機、信号機などの明かりがなく暗い。

 

ほんのり紅い光が出るタイプではない、完全不可視の赤外線投光器を使い、暗視カメラで撮影する。

 

依頼者は探偵にどんな方法を求めるのか?
浮気相手の事を知りたい場合、密会の後は尾行対象を浮気相手に切り替える。

 

住所もわかるし、表札で名前もわかる。翌朝に尾行すれば勤務先までわかる。

 

依頼時点では証拠まで求めていない人も、相手と対峙して初めて証拠の必要性を思い知る。

 

そうなってからでは証拠はつかみにくいので、相手がこちらの動きを察知する前に証拠を押さえる。

 

探偵への依頼理由10タイプ
経験上、依頼者は下記の10タイプに分類される。

 

  1. とにかく事実を知りたい人
  2. 何があってもやり直したい人
  3. 「ほら、見たか」と、相手のウソや言い訳を覆したい人
  4. 子供のために、よい父(母)に戻ってほしいと願う人
  5. 結婚する前に決断したい人
  6. 離婚を迫られてきた時の防衛手段として証拠が必要と考えている人
  7. すぐ別れたい、離婚をしたいと考えている人
  8. 配偶者に慰謝料請求したい人
  9. 浮気相手に慰謝料請求したい人
  10. 数年後、または数十年後の離婚を考えている人

 

相手に証拠をたたきつけるためでなく、性格の不一致などを理由に相手が離婚を迫ってきた時の防衛策として浮気調査をする人もいる。

 

浮気相手に慰謝料を請求したい人は、スムーズに取り立てるために相手の家族構成や勤務先まで調べる。

 

「子供が成人して自立したら離婚する」という長期計画の人も多い。

 

 

第2章 浮気する人、される人

 

なぜ、人は浮気をしてしまうのか?

何万件の浮気相談、調査を通じて実感するのは、誰でも浮気をする可能性があるということ。

 

出会いがある限り、浮気はなくならない

今は専業主婦でさえ、ゲームやSNSで出会いがある。出会いは制御不能であり、出会いがあれば浮気をする可能性が発生する。

 

探偵だけが知っている「浮気」に走る原因
男性の場合、下記のようなものが多い。

 

  1. ストレスが溜まって発散させたかった
  2. 男のプライドを満足させたくて
  3. 本命に飽きた
  4. 本命との意思疎通不足
  5. 本命が家事や仕事に夢中で、構ってもらえない
  6. 女性から誘われた
  7. 性欲が強すぎる
  8. 本命がセックスに乗り気でない
  9. 本命とのセックスの相性が悪い
  10. スリルを求めて
  11. 本命があれこれうるさい

 

女性は愛情の不足や平凡な日常への不満がきっかけになりやすい。

 

  1. 男性から誘われた
  2. 本命から褒められない。女として見られていない
  3. 本命への愛情が薄れ、単調なセックスをする気がおきない
  4. 相談に乗ってもらっているうちに本気になった
  5. 毎日の同じ繰り返しが嫌になった
  6. 育児などから解放されて孤独感から
  7. 本命がほかのことで忙しく、自分がないがしろにされていると感じたから
  8. 本命との意思疎通不足
  9. 本命からの愛情を感じられない
  10. 日常をもっと楽しみたい

 

マズローの「欲求階層説」で説く、浮気の深層心理
浮気は3番目の愛情欲求に相当する。

 

出会いは制御できないが、愛情欲求を満たしてやることで、出会いに積極的に目を向けないようにさせることはできる。

 

浮気する人の2つのタイプ
タイプ1: 元来が浮気性で、生きるために浮気が必要な人。

 

タイプ2: 元来まじめだが、ひょんな出会いで恋に落ち、本気になる人。女性に多い。

 

パソコンに例えると、男は「女1」、「女2」・・・というように複数のフォルダを作るが、女は「男」という一つのフォルダを上書きしていく。

 

浮気が許される人
タイプ1は本命のもとに戻る傾向があり、キャラ的に浮気が許されてしまうことが多い。

 

タイプ2は本命が許しても元に戻ることはほとんどない。

 

浮気する男の5つのタイプ

 

  1. マメな男
  2. 人たらしな男
  3. お金を持っている男
  4. 性欲が強い男
  5. 妄想癖のある男

 

1.マメな男は、デート場所の情報収集、相手への連絡、隠蔽工作など、すべてにおいてマメ。

 

2.人たらしな男は、お金やルックスは大したことなくても、人柄で相手を巻きこみ、至るところに女を作る。

 

★月の半分は出張し、出張先各地で6人も女を作っていた人の事例。方法は出会い系やキャバクラ。

 

3.お金のある男は、承認欲求が浮気の動機。相手は自分を尊敬する部下や水商売の女。年が離れているのが特長で、そのため身だしなみに気を使う。

 

★夜遊びをやめない夫に元ホステスの妻が調査をかけ、クロ。しかし、会社が倒産して二人でやり直すことにした事例。

 

4.性欲が強い男の相手は風俗嬢のことも。通い詰めて自分の女にする。相手にのめりこまず、外泊はあまりせず、コンパクトに用事をすませる。
お金の使い道と、以前の絶倫ぶりとのギャップでバレることが多い。

 

★ソープ嬢にのめりこんで親の遺産までつぎ込み、離婚され、子供に軽蔑されて会えなくなったビルオーナーの事例。

 

5.妄想癖のある男とはロマンチストで、アート系の人に多く、発覚しても「自分は道徳に縛られない」と持論を展開する。

 

現代の女性が浮気をするようになったワケ
昔は食べるのにせいいっぱいなので養ってくれる男の浮気を容認する風潮があったが、生理的欲求が当たり前に満たされる時代になって、女の承認欲求などが前面に出てきた。

 

浮気する女の7つのタイプ

 

  1. 大切にされていない、大切にされたい女
  2. 肉食系の女
  3. 優柔不断な女
  4. 恋愛したいと欲していた女
  5. 寂しがり屋な女
  6. モテたい自意識過剰な女
  7. 横取りをしたい女

 

1.夫や両親の愛に飢えた女性は、職場やPTAで会う頼もしい男性に惹かれる。本気になりやすく、妻のみならず母のポジションも捨て、一番家庭崩壊が起きやすい。

 

★ケータイゲームで知り合った男性と暮らすために、夫と子供を捨てた女性の事例。

 

2.肉食系は、おいしい食事や酒を好み、女子コミュニティでボスになっていることが多く、イケメンや経済力のある男性を次々に喰うタイプ。

 

★夜な夜な違う相手と過ごしているエステサロンオーナーの事例。

 

3.優柔不断で誘いを断るのが下手なため、ズルズルと浮気をしてしまうタイプ。

 

★年下のバーテンダーとの恋に落ちた妻に気づいていないふりを続けた依頼者。ある日、妻は罪悪感に耐えかねて自殺したという事例。

 

4.子育てなどに追われ、恋を忘れていた女が飲み会などで急に女性として見られ、女が復活するタイプ。本気になりやすい。

 

★以前はドラマや映画ばかり見ていたのに、スマホばかり触るようになって発覚した妻の事例。相手はスマホゲームで知り合った男だった。

 

5.一人が苦手な女性は、夫の多忙や単身赴任といった環境に左右されやすい。寂しさをまぎらわすため、出会い系を利用し、相手も一人に留まらないことがよくある。

 

★男がいるとは思えないような妻。浮気相手と会釈しているので関係性が浅いことが推定できた。短期間の調査で5人の相手と関係していた。

 

6.他人から注目されたい女はおしゃれで、華やかさを演出する。顔写真を待ち受けにしていることが多い。ステイタスのある男性に惹かれる。男も最高の自分を飾るアクセサリ。

 

★同じ団地でW不倫をしている女の依頼。相手の奥さんは仕方ないが、勤務先の学校の女子生徒との不倫は許せないので調査依頼。結果はシロだったという事例。

 

7.自己顕示欲の強い女はあえて他人の男を奪う。自分からはアプローチせず、巧妙に惚れさせる。

 

★学生時代から付き合っている男が夫のいる女上司の餌食に。調査結果をつきつけても女上司は悪びれず、結婚話も消えた事例。

 

舌の根の乾かぬうちに
バレても浮気を繰り返す人、そんな相手と分かれずに浮気調査のリピーターになる人がいる。

 

浮気を繰り返す人の2つの特徴
浮気を繰り返す人は、男女に関係なく2タイプある。

 

第一に、パートナー以外の異性が好きで、バレても許されてしまう強みを持っていたり、容姿・経済力といった魅力があるタイプ。

 

★夫の実家に住みながら、夫と別居という奇妙な状態の嫁の例。夫の両親が居させる理由は孫。夫は自分に有利な状況を利用。

 

第二に、悲劇の主人公タイプ。追及を逃れるために問題をすりかえ、これ以上追及したら自殺などの惨事になると思わせ、相手の善意を利用する。

 

浮気される男の3つのタイプ

 

  1. やさしい・イエスマン・男らしくない男
  2. 疑心暗鬼で自信がなく、嫉妬深い”冬彦さん”男
  3. 女性扱いをしない、自己中なセックス男、セックスレス男

 

1.やさしい・イエスマン・男らしくない男
他人から見ればやさしい気づかいのできるステキな男性だが、長くともに暮らした女には男気も責任感も感じられない奴。

 

妻は力強い男らしい男性に出会い、浮気をするが、夫は恐れて真実を知ろうとしない。

 

この威厳のなさ、大切にされていない感で妻は本気になり、家を飛び出す。

 

★妻の浮気を信じず、事実確認だけしたいという依頼。クロの証拠が出ても「何か別の目的があって騙されている」と主張し、証拠を携えて相手の家に乗り込み、警察沙汰に。奥さんは子供を連れて離婚したという事例。

 

2.疑心暗鬼で自信がなく、嫉妬深い”冬彦さん”男
浮気をしていないのに絶えず疑われるので、疲れて相談した相手がステキな男性だった時に浮気が始まる。

 

浮気を知ると夫は自制心を失い、家族や警察が介入する事態になることも。

 

その結果、浮気された側なのにすべてを失うことになりやすい。

 

★疑心暗鬼の過剰な例。トイレが長いのはケータイで通信しているせいと思い込み、ドアをこじあけようとしたことも。妻はついに浮気を始め、証拠をつかんだ夫は相手の部屋に乗り込む。バレれば妻は帰ってくると思っていたが、逆に離婚される。その後も自傷行為など事態がさらに悪化した事例。

 

3.女性扱いをしない、自己中なセックス男、セックスレス男
自分は浮気しているくせに、相手は束縛し、がさつに扱う。まさか自分が浮気されるとは思っていないのが特徴。

 

なぜ女に浮気されてしまうのか?
1.束縛がひどい
1日に何度も電話やメールをする人。「僕は君のこと絶対信じてるからね」などと言う人。

 

幼少時の母親との関係、元カノや元妻との関係に由来する自信のなさの表れ。

 

★内向的な夫が妻を調査して男と会っていたがシロだった事例。調査結果をもとに問いただした。男と会う事を言わなかったのは、言えば外出を許可されないから。妻は浮気はしていなかったが束縛にプレッシャーを感じ、離婚を考え始めていた。

 

2.すぐに嫉妬する
妻が男と会うだけで嫉妬する。原因は自分に自信がなかったり、過去の女性トラブルがトラウマになっていたり。

 

★調査現場に現れ、浮気相手の男を殴り、離婚され、傷害罪で告訴された例。

 

3.常に疑心暗鬼
妻の携帯をチェックし、目の届かない所に行くだけで不安になり、少し帰りが遅くなると「浮気してたんだろ?」と怒鳴る。

 

過度に疑い束縛すると浮気を助長する。

 

★家計を助けるため、深夜スーパーに働きに出た美貌の妻を調査。浮気などする暇がない多忙ぶりが判明しただけ。しかし、その後に妻を調べ続けていることがバレ、喧嘩になって離婚。

 

4.話を聞かない
話を無視したり、内容を否定すると他の男に向かうもと。女性は男性より承認欲求が強い。

 

★仕事で疲れて、妻の話に相槌だけの夫。妻はやがてソーシャルゲームで知り合った男性と浮気。夫は反省して会話努力をするようになり、円満な家庭が戻った例。

 

5.頼りない
いざという時に守ってくれなさそうな女々しい男は浮気される。

 

★頼りない夫だったが、妻の浮気を知って離婚し、親権も取り、断固たる措置を取った例。

 

6.自己中心的
「強引な男性が好き」というのを間に受けてはいけない。ステキな強引さと嫌われる強引さがある。

 

★マンション、ポルシェ・・・なんでも買い与えていた愛人は、普通の男と浮気して普通のデートをしていたという事例。

 

浮気される女の3つのタイプ
1.いつもガミガミ支配下に収める「まる子の母」の女
家事全般を抜かりなくこなすが、指示命令口調に疲れた夫は浮気する。

 

★夫の浮気を知り、小遣いやカードを制限したが、逢引き用の部屋を借りて着の身着のまま逃げられた事例。

 

2.とにかくお金が大切系の女
夫の趣味には「もったいない」とケチをつけ、たまの外食も渋るくせに、自分は友達とランチに行ったりする謎資金がある。

 

気づくと夫を尊敬する部下などとできていて、逃げられる。

 

3.恋人気分の好き好き状態系の女
連絡過剰で、夫のケータイはもちろんチェック、異性との接触を常に心配し、不満があると泣くなど。新婚当初はともかく、ずっとこれだと夫は疲れて浮気する。

 

浮気を繰り返される人の特徴
1.適当に許しちゃう
相手が好きだから強く言えないタイプ。依存心が強く、嫉妬深い。浮気される原因が自分にあるとは考えない。

 

2.好き好き体質
相手に「浮気しても大丈夫だろう」と思われる。現実逃避の傾向が強い。

 

3.子供が一番
子育てに夢中になるあまり、夫を粗末に扱う。夫は承認欲求を満たすために浮気に走る。

 

4.生活環境が大事
この生活が大事、守りたいという意識だけで動き、その生活を支えている人に思いが至らない。

 

5.世間体が大切
見栄っ張りで、ママ友の話題に上るような「子供の服」「学歴」「記念日のイベント」などに熱心。

 

夫は経済的および心理的負担に耐えかねて浮気する。

 

しかし、離婚は恥ずかしいし、今の生活もできなくなるのでダメ、というタイプ。

 

6.自分の悪いところを改めなかった人
「部屋が片付いていない」「料理を作らない」「感謝の言葉がない」など、指摘されたことを直さなかった人。

 

最初は可愛い欠点と思われていても、ついには憎悪に変わる。

 

7.状況を変えさせることができなかった人
子供や生活維持のため、何十年も黙認してきたような人。

 

8.きちんとお金の管理をしなかった人
浪費家で貯金がなく、しばしば借金。相手は愛想をつかして浮気する。

 

 

第3章 浮気がバレない人の手口

 

探偵を手こずらせる強者たち

調査で実際に時々出会う浮気上級者の実例を紹介。

 

バレない人の時間術
細切れの時間を上手に使う。

 

早めに出勤したり、休日出勤と偽ってデートしたりは男性に多い。

 

自営業、社長はお金と時間に余裕があるので、海外出張と偽ったり、昼間から温泉に行ったり。

 

女性はパートに出て、シフトの不規則さを利用して偽装する場合が多い。

 

連絡も食事中にFacebookと見せかけたり、ゲームと見せかけてLINEでやりとりしたり、空き時間を活用。

 

スキマ時間に何をしているのか?
移動時間に、連絡だけでなく、旅行の情報収集や手配などをスマホやPCで実行。

 

強者がやっている愛の注ぎ方
会社社長の調査事例。1日目に女性と食事した後、別の女性と同伴出勤。その後、合計4人と関係が判明。

 

依頼者は事実が分かっただけで満足し、探偵には予想外。

 

一人一人を大切にし、その中でも妻を一番大切にしてくれているのでOK。

 

全員にエネルギーを注ぐのでバレにくく、バレたとしても許される。

 

相手を丸めこむ会話術
ケータイを見せてと言われたら、逆ギレするのでなく、理由を聞き、論理的に丸め込み、心配をかけたことを謝罪する。

 

マナーモードを活用したり、2台持ちにして、家の中で持ち歩くことをやめる。

 

入浴中にこれみよがしに放置したケータイに、髪の毛を乗せたり、専用アプリを入れたりして、のぞき見の有無をチェックする。

 

…など、すべての面で論理的な対策を打つのが強者。

 

証拠隠滅の手口
財布の中にレシートを残さず、全部捨てる。完全にないと怪しいので、酔っていても問題ないレシートだけ識別して残す、など。

 

不穏な動きをする相手への対応策
まず、パートナーの所持品、例えば日記、携帯、PCの中身、あるいは自分の領収証を集めていないかなどを調べ、浮気調査していないかチェックし、必要な場合は私物を没収する。

 

尾行を警戒し、さまざまな攪乱行動を取る。

 

浮気を疑われた時のひと言

普通の人なら逆ギレしたりするが、「心配かけてごめん。でも浮気なんかしてないよ。」と謝罪や労りの言葉をかける。

 

そして相手には「ほとぼりが冷めるまで待って」と密会を控える。

 

追及の手を緩ませる手口
浮気上級者がまず謝罪するのは追及の手を緩ませるため。しかし、2週間もすると「もう大丈夫だろう」と油断する。

 

そこで探偵としては、警戒度を上げてしまった場合も2週間後から調査再開すれば証拠はつかめるとアドバイス。

 

仕事ができる人ほどバレにくい?!
有能な人は自分が請け負える範囲を明確に相手に伝える。

 

「僕は家庭が、妻が一番。それでもよければ」と線引きの上で浮気を始める人はバレにくい。

 

バレない人が最も注意していること

「急にケータイを風呂場に持ち込むようになった」など、急な変化が浮気を感づかれるもとなので、上級者はそれを避ける。

 

例えば無料を通話を活用するためにガラケーからスマホに替えたい場合、家族全員のスマホ導入を提案したりする。

 

パートナーを攪乱させる言葉遣い
上級者は出がけや帰宅時の言葉かけは当然、逢引きの直後でもパートナーにやさしい言葉をかける。

 

しかし、長年の慣れが出てわずかなニュアンスの違いで相手が感づくことも。

 

「A子『は』バイクに乗れなかったね」の「は」で、「ほかに乗れる人がいるということだ」と感づかれた例など。

 

情報漏洩防止に使っているツール
上級者はSNS活用度が高い。ガラケーのメールよりセキュリティが高い点もメリット。

 

SNSの落とし穴
SNSは情報公開設定の手落ちでわざわざ発覚させてしまうようなリスクもあるので、上級者はセキュリティ機能に精通している。

 

スマホ自体も目につかない場所に確保したりするが、タンスの中で電話が鳴って発覚することも。

 

「完全犯罪的な浮気」はあるのか?
きめ細かい言動ができる人は浮気がバレにくいが、それでもいつかはボロが出る。

 

 

第4章 浮気を見抜く方法

 

浮気を見抜く4つのチェックポイント

浮気調査には2つのアプローチがある。プロ探偵の調査と依頼者の日常言動チェック。

 

総合探偵社スプラッシュジャパンのやり方は、依頼者とタッグを組んで調べていく。

 

例えば、車搭載のカーナビの履歴の調べ方を教えるなど。

 

ターゲットの言動チェックは、五感、会話、手足、物という4つのポイントがある。

 

なぜ女の方が相手の浮気を見抜けるのか?
女の方が五感が鋭い上、第六感も働くように思える。

 

五感の最強能力「視覚」で見抜く

 

1.些細な変化
ファッションの好みや興味の変化。女性の場合はメイクや髪形にも注意。

 

2.所有物にある痕跡
行ったことのない飲食店のレシート、映画館の半券、ラブホのポイントカード。

 

相手からのプレゼント。男性ならネクタイ、定期入れ、ジッポー。女性ならアクセサリ、バッグ、化粧品など。

 

3.スマホ・ネット情報
いつでも使えるスマホを使って、パートナーや相手容疑者のFacebook、LINE、Twitterをチェック。

 

味の好みや体形に変化があったらご用心!
1.好きだった食べ物や味付けの変化

 

2.急に飲食店に詳しくなった

 

3.初めて行くお店のはずなのに詳しい

 

4.急に痩せたり、太ったりしはじめた
異性を意識してシェイプアップする場合は痩せる。(ジム、家トレ、自転車通勤を始めるとか)

 

男性の場合、バレないように外食の後で奥さんの料理も食べて太ることも。

 

必殺フレーズを投げかけてココを見る
「いついつ何をしていた?」と聞いて、眼の動きで嘘を判断する方法。

 

右利きの人の場合、右上を見ていたら思い出そうとしている、左上を見ていたら話を作ろうとしている可能性が高い。

 

香りの変化で見抜く
1.夫のスーツについていた女性物の香水の香り
満員電車での移り香という言い訳も可能なので、頻度を確認してから尋ねること。

 

女性の場合、髪についたタバコの臭い、飲食店の煙の臭いでわかることも。

 

2.車内に残る女性の残り香

 

3.体臭がまったくしない
仕事後なのに体臭がしないとか、ボディシャンプーのニオイとかも怪しい。

 

ジムや銭湯に行く習慣がある場合も行ったフリをしている可能性。

 

ジムで知り合った女性とジム後に過ごす例、スーパー銭湯で密会する例も。

 

あのひと言にピン!
例えば、退社後に飲みに行くので遅くなると電話があった場合。

 

1.固有名詞が出てこない-「先輩の誰それ」でなく、単に「先輩」と行くという場合。

 

2.いつもは連絡してこないのに連絡してきた場合。

 

3.妙に話が具体的で詳しい場合。

 

4.妙に早口で電話を早く切りたそうな場合。

 

5.背景の音。妙に静か、こもっているなど。ホテルの部屋やトイレの可能性。

 

会話から浮気を見抜く3つのポイント
1.突然、特定の女性(男性)の話題がなくなったら要注意
気になる異性は、会話での登場頻度が徐々に増え、実際に関係ができると突如、会話から姿を消す傾向にある。

 

2.会話にパッタリ出なくなったら、親密な関係になった可能性大
作り話をするとウソがバレるので、いっそ話題にしないことを選ぶ。

 

3.名前を言わない人の飲み会も注意
今まで誰と行くか伝えていたのに、急に言わなくなった場合。「あなたの知らない人」「会社の人」と逆ギレしたらさらに怪しい。

 

会話中の手足の動きで見抜く

  1. 指先などで音を立てる⇒話を聞きたくない
  2. 手が落ち着かない⇒早く話を終えたい
  3. 爪を噛む、髪の毛を抜く⇒緊張、不安
  4. 手で拳を作る、握りしめる⇒反論の我慢
  5. 指を差す⇒反発、逆ギレ
  6. 腕組みをする⇒警戒心
  7. 腕組みしながら上から見下ろす⇒威嚇
  8. 何度も足を組み替える⇒焦り
  9. 貧乏ゆすり⇒不安定
  10. つま先やかかとで音を出す⇒これ以上話を聞きたくない

 

カードの利用履歴は情報の宝庫
クレジットカードの明細、スイカやパスモの移動記録。

 

ETCの移動記録もクレジットカード明細に出る。明細を処分されてもPCで確認可能。

 

ケータイを見るべきか、見ないべきか?
非常に相談の多いテーマ。

 

あるリサーチによると男女4人に1人が恋人の携帯をチェックしたことがあり、女性は男性の2倍あり。

 

チェックするのは、メール履歴、通話履歴、アドレス帳の順に多い。

 

浮気の証拠になるメール、ならないメール
メールは証拠になるか、という相談も多い。証拠としては弱いが、状況証拠として役には立つので、取っておくべき。

 

自分への転送は、ねつ造と主張されるもと。画面を写真撮影するのが望ましい。

 

女が男のケータイをのぞく時
女は相手への思いや生活環境・子供などすぐに投げ出せない現実があるからこそ、相手の事を調べる。

 

男は女の変化に気づかない
男は女の髪形の変化などに気づきにくいのと同様に、女の浮気にも気づきにくい。ケータイを覗く心理も少し違う。

 

男が女のケータイを見たくなる瞬間
始終ケータイばかりいじるようになった奥さんに対して、まずは何をしているのか知りたいと思い、浮気が発覚して「まさか、本当に?!」というパターンが多い。

 

男は女の浮気を防げるか?
外出が頻繁になるのが疑いの第一段階。相手の個人名を言わなくなるとさらに怪しい。支出も増える。

 

浮気している女の行動変化はココに出る

急にスキンシップが増えたり、こづかいを上げてくれたり、やましいからやさしくなる。

 

趣味の変化。特に音楽。

 

家事や育児がおろそかになる。子供を幼稚園に送った後の時間を使いがち。子供が小学生以上になれば、自由時間も増える。

 

男が女の浮気を見破るための8つのポイント

  1. 外出先で誰と会ったか聞いても、具体的な名前を言わない。
  2. クレジットカードの明細を見せない。もしくは届かない。
  3. 急に優しくなったり、理由もなくお小遣いが上がった。
  4. 明らかに音楽の趣味が以前と違うものになった。
  5. 料理の質が落ちた。夕飯に出来合いの総菜などが増えた。
  6. 理由をつけて仕事を始めた。
  7. クラス会、同窓会、セミナー、勉強会などの理由で外出が増える。
  8. 夜、出かけるようになる。

 

 

第5章 浮気発覚後の対処法

 

浮気が発覚!その時、あなたならどうする?
浮気を責めて夫に暴力を振るわれ、家族が警察を呼んだ事例。やみくもに行動するとこんなことにもなりかねない。

 

真実を知り、その後の展開を予想して動いた方がよい。

 

最終的にどのようにしたいのか?
調査だけでなく解決法を考えられる探偵に相談すること。

 

浮気者、依頼者、どちらの視点に立っても、急な話し合いでは解決しにくい。

 

浮気がバレた時、逆ギレは通用するか?
証拠を手に問い詰められた男の対応は3パターン。

 

1.逆ギレ⇒「勝手にケータイ見たのか?そういうところが嫌なんだ」

 

2.言い逃れ⇒「あれは迷惑メール。もう削除した。」

 

3.言いくるめ⇒「あれは遊び。愛してるのはお前だけ。」

 

浮気がバレた時にまずやるべきこと
「ごめんね」のひと言で許すという人が非常に多い。

 

「浮気であれば、男は謝罪し、女はそれを許すかどうか決める強い立場になる。しかし、本気なんだと言えば、男はどちらの女を選ぶかという強い立場になる。」(島田紳助)

 

「認めるところ」「認めないところ」の境界線
人は真実を知りたいと同時に、真実を知るのが怖い。浮気した側は余計なことまで話しすぎることに注意。

 

探偵がターゲットに尋問する時も、相手が認めやすいところまでしか聞かない。

 

「何を守るか」の優先順位をつける
すべてを守ろうとすると泥沼化したり、両方から捨てられたりする。

 

家庭?仕事?浮気相手?お金?何を一番に取るか決めること。

 

相手を悪者扱いした分だけ、問題は拡大する
怒りが人格否定や家族の悪口にまで及ぶと、修復の目途は立たなくなる。

 

浮気された側の要求には応える
修復したいなら、謝罪や土下座はもちろん、車の買い替え、結婚指輪の新調、念書など、なんでも応じること。

 

話し合い後に油断した男
話し合いがうまくいって気が緩んだ時に、余計な一言を言って第2ラウンドが始まることがある。

 

暴力的な言葉や行動を取れば取るほど損をする
相手は意図して怒らせ、離婚などの結果を早めようとしている場合もある。

 

浮気を発見したら「〇〇」を意識する
浮気の痕跡を発見しても、まずは感情を鎮め、冷静に状況判断すること。

 

浮気問題に遭遇したら「日記をつけなければいけない」5つの理由

  1. 規則性を見極める
  2. 証拠のひとつになる
  3. 調査費用を抑えることができる
  4. アンテナが研ぎ澄まされる
  5. 感情を確認できる

 

記入例

 

すぐに「〇〇」したら失敗する
感情的になって問い詰めても、相手は真実を白状しないし、二度と情報が取れなくなる。

 

戦いの目的を見極め、逆ギレをはじめあらゆる反応に備え、生活基盤の準備までして戦いに臨むこと。

 

相手が本音を話すしかないと思う状況に持ち込むこと。

 

問い詰める目的は何か?
すぐ問い詰めたい衝動を押さえたら、次に目的をはっきりさせる。

 

  1. 本当のことか、自分の思い過ごしか、確認したい。
  2. とにかく相手の口から話を聞きたい。
  3. どうしてそういう事態になったのか、聞きたい。
  4. 浮気相手と別れると言ってほしい。
  5. 自分と浮気相手とどっちが大切か、はっきりさせてほしい。
  6. 今後どうするか聞きたい。
  7. 相手がどんな人か知りたい。
  8. 自分と比べたい。

 

解決に失敗した人がやってしまったこと
失敗した男性の事例。

 

私物チェックがバレ、証拠がないうちから「浮気してるのでは?」と聞き、自分が集めた証拠について話してしまい、調査結果を得たと同時に何の準備もなく、話し合いを始めた。

 

全ステージで相手に「準備する時間」を与えてしまっている。

 

  • こらえ性がない
  • 自暴自棄になる
  • プライドが高い
  • 過信する
  • 諦める

 

以上のような特徴を持つ人は失敗しがち。

 

相手から真実を引き出す「北風と太陽」作戦
旅人(浮気者)に冷たく当たると、証拠隠滅をはかり、秘かに浮気を続ける。

 

お金と時間を与え、「おかえり」「お仕事、お疲れ様」と温かく接すると、調査しやすくなる。

 

「証拠」の効力
浮気の状況だけなら、相手のスマホを調べるだけでもつかめる。

 

しかし、探偵がつかんだ「不貞行為の証拠」があれば、望みが何であっても強い。

 

離婚したくない場合も、「有責配偶者からの離婚申立て」を斥けることができる。

 

話し合いに勝つための準備
証拠をつかんでも、大切な話をする時には準備が必要。

 

戦国時代の「天地人」の例のごとく、天(タイミング)なども大切。

 

例えば入試時期を避けなかったために入試に影響が出る、家で話したために子供や親が介入する、何をどう話すかまとまっていなかったために決裂する、など。

 

シナリオ作成がパワーバランスを変える
具体的にどんな順で話を組み立てればいいか、のヒント。

 

アプローチ⇒ヒアリング⇒テストクロージング⇒メリット・デメリットの説明⇒クロージング

 

有利に話を進めるための会話術
コンサルタント箱田忠明氏の指導内容のエッセンス。

 

人生をかけた話し合い
2つの事例。

 

浮気を認めない夫に対して、「それなら愛人宅に今から行こう」と言い出した奥さん。

 

愛人宅はもちろん、浮気の確たる証拠もないだろうと高をくくっていた夫は、車が愛人宅のそばまで来たところで事実を認めた。

 

もう一つの事例は、せっかく浮気の証拠をつかんだのに相手はすでに別れていた場合。

 

別れた後でも3年は有効で、双方に慰謝料請求もできるという話。

 

浮気や離婚を踏みとどまらせる秘策
問い詰めることでも罵ることでもなく、どんな思い出があったか、教えてあげること。