【1分でわかる「33分探偵」|探偵ドラマ・映画・小説作品ガイド(あらすじ・キャスト・作者等)】

解決をわざわざ長引かせる異色の探偵ドラマ

探偵をテーマにしたドラマ、映画、小説は昔から人気ジャンルのひとつです。

 

当サイト専属ライターの鹿間が、おすすめの作品を厳選して要約をお届けします。

 

普通、探偵ドラマは誰も犯人がわからない謎を主人公が名推理で解決するラストが醍醐味です。

 

しかし、このドラマは簡単な事件なのに、主人公の探偵が解決をわざわざ遅らせて33分持たせるという前代未聞の内容です。

 

シリアスなミステリーではなくコメディなのですが、ちょっとシュールなコメディですね。

 

それでは早速、どのようなドラマなのかをわかりやすく解説していきましょう。

 

33分探偵の概要

探偵として働く鞍馬六郎(堂本剛)はいわゆる推理小説、推理ドラマオタクだ。
事件をいち早く解決するスマートな探偵ではなく、事件解決まであえて時間かせぎをする珍しいタイプの探偵。

 

推理小説、推理ドラマオタクであるがゆえに、想像力は極めて豊かで、少し異常なほど。
探偵ではなくても、誰でも簡単に犯人を予想できるような簡単な事件に遭遇した時でも、その想像力でありえない推理をして事件解決を長引かせようとする。

 

「この事件、必ず俺が33分もたせてやる」を決めゼリフに周囲を巻き込み、放送時間の33分間、なんとしてももたせようと全力を尽くすのだ。

 

早く事件を解決してほしい周囲の本心とは裏腹に、33分間もたせることに強い使命感を感じている。

 

鞍馬六郎が経営している鞍馬六郎探偵事務所には、武藤リカコ(水川あさみ)が働いているが、この武藤リカコもまた鞍馬の時間稼ぎに振り回されているうちの一人。

 

大田原警部(高橋克実)、茂木刑事(戸次重幸)といった鞍馬の周囲にいる人間は、鞍馬の妄想と33分間もたせるという使命感に振り回され迷惑している。

 

しかし、時間かせぎだけで推理を展開するのではなく、時間かせぎにより得られた情報とそれらをもとに組み立てた推理によってたまたま真犯人を言い当てることもある。
極めてまれに、だが。

 

異常なほどの想像力と妄想による推理と時間かせぎは、普通の探偵ドラマではなかなかお目にかかれない突拍子もない内容になることもあり観ている人を引き込んでいく。

 

33分探偵第1話のあらすじ

結婚式場で新婦の吉沢京子が殺害された。
たまたま同じ式場に居合わせた警部の太田原は、その事件の犯人は新婦に思いを寄せる結婚式場スタッフの山口であると考える。

 

状況証拠は揃っており、誰がどうみても犯人は山口だ。
しかし、鞍馬六郎は犯人が山口ではないと言う。

 

「この簡単な事件、俺が33分もたせてやる!」と宣言するが、途中で山口は自分が殺害したと自供まで始めてしまった。
それでも鞍馬は33分もたせるために、全力でありえない迷推理を繰り出し、引き伸ばしていくが…

 

キャスト

ここではドラマ「33分探偵」に出演している主なキャストをご紹介していく。

 

鞍馬六郎/堂本剛

鞍馬探偵事務所の探偵でドラマの主人公だ。
推理ドラマ、推理小説のオタクで実際に使えるかどうかは不明であるものの推理における知識だけは豊富だ。
周囲の人間を巻き込んで、簡単な事件すらも33分の放送時間ギリギリまでひっぱることに全力を尽くす。

 

武藤リカコ/水川あさみ

鞍馬六郎の事務所で働いている。
鞍馬六郎の迷推理に最も振り回されている人物だといえる。
とは言うものの、鞍馬六郎の迷推理にいつもしっかりと付き合って、もしかすると迷推理が名推理になるかも…とどこか期待しているところもある良い相棒。

 

大田原警部/高橋克実

鞍馬六郎らと共に事件を捜査する刑事だ。
本来ならあっという間に解決するはずの事件をあることないこと妄想に振り回されて大迷惑。
33分探偵における笑いの要素を大いに担っているキャラクター。

 

情報屋/小島よしお

鞍馬六郎にとって重要な情報屋。
鞍馬が求めるどんな情報も持っているが、その情報は迷推理のための情報源である。
ちなみに、情報料は格安だ。

 

鑑識官/佐藤二朗

鞍馬が謎解きをするうえで重要な情報を持っている鑑識官。
ただド変態で、いつもどこかふざけている。

 

アイ/野波麻帆

鑑識官の助手で、いつもド変態な鑑識官のお遊びにつきあわされている。

 

茂木刑事/戸次重幸

大田原警部の部下で、熱血漢だがあまり賢くはないため捜査において若干邪魔になることも…

 

 

ドラマ「33分探偵」みどころ

ドラマ「33分探偵」の見どころをご紹介していく。

 

福田雄一さんが脚本演出

ドラマ「33分探偵」は、福田雄一さんが原作、脚本、演出を手掛けている。
福田雄一さんといえば「勇者ヨシヒコシリーズ」、「今日から俺は!!」といった非常に個性的でありコメディ要素の強い人気ドラマを手掛けている。

 

そんな福田雄一さんが、これまでにはない探偵ドラマを手掛けているため、面白おかしく、なおかつ探偵ドラマでありながらリラックスして観られる作品になっている。

 

ふざけているのに理論的

ドラマの中では、フジテレビ系列の他の番組で用いられたセットやキャラクターなどがそのまま登場して、フジテレビ系列の番組を観ている人ははっと気づくおもしろ要素が含まれている。

 

また、鞍馬六郎の突拍子もない迷推理は全くのデタラメなように感じるが、実はそうではない。

 

例えば、ピアノ線を使ったトリックを鞍馬六郎が妄想した時だ。
ピアノ線をわざわざ使わなくても、釣り糸で事足りるうえに時間もかかって絶対にありえないトリックなのは一目瞭然。
しかし、実はドラマ冒頭で、鞍馬はピアノの調律が微妙にずれているということに気がついていた。

 

全く意味のない伏線ではあるが、迷推理にもしっかりと伏線を張っている無駄の多い作品であり、普通の探偵ドラマよりもむしろ視聴者にとっては注目すべき点が多く面白さの詰まった作品だともいえる。

 

編集が秀逸

編集の手法が非常に特徴的で、自分ストップモーションという手法が用いられている。
自分ストップモーションというのはいわゆるこまどりアニメです。
このドラマの中では、鞍馬六郎が現場から情報屋など移動をする時に使用されている。

 

突然昔のアニメのような演出になるのも、探偵ドラマでありながらコメディ感の強い部分がある33分探偵のゆるい雰囲気を出すうえで効果を発揮している。

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